「「北海道の人は北海道から出よう...」、@oxomckoe さんからのスレッド
「北海道の人は北海道から出ようとしない」というが、僕に関する限り、北海道が広くて北海道の外の世界が想像できなかった。可能なのは、札幌南北西東や旭川東、釧路湖陵、帯広柏葉みたいな拠点進学高校に行けた人々だったかと思う。ただ道民の起源を辿れば、本州から大移住した人々だったことも確か。
今はもうそんなことを考える人はいないと思うが、本州で食い詰めて北海道に落ち延びた人々が道民の大多数ではない。社会的な力を背景にしなければ遠くへは行けないし、能力がなければ極寒の土地では生きていけない。有能か無能かで分ければ、概ね有能な人々が北海道をつくった。にも関わらず衰退した。
地方創生でも、「田舎の人に知恵を与える」というのは北海道に関する限りピント外れで、「大地を知り尽くした有能な人々でもどうしたら良いか分からない」状態であることが重要かと思う。これはコンサルには無理で、学問的な分析とそれを背景とした国家政策が必要かと思う。新たな発想による再征服。
・・・と、北海道の最北端まで行った一族の末裔で、40年を超える北海道での戦いに敗れて東京に落ち延びた長男は思う。