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「#CUE #小鳥たちの恋愛争奪戦 #天...」、@rettiwTdesudeR さんからのスレッド

#CUE
#小鳥たちの恋愛争奪戦
#天童悠希
夕方辺りだろうか、悠希からメールが来たのはまさに仕事にひと段落ついた時だった。
内容を鑑みるに、学校終わりにプラモ屋の前にいるから、少し付き合って欲しいという物だった。
悠希がメールを使うなんて珍しい、そんな事を思いながら、少し事務所を離れる。

プラモ屋の前に来ると、悠希は制服に身を包んで待っていた。
……だが、その制服は悠希の学校のものではなく、セーラー服という何処か別の学校のものだった。
声をかける前に、少し気になって見てしまう。
着慣れないのか、何処かそわそわしており、短めのスカートが悠希のイメージとは違いながらも、

とても似合っていた。

「珍しい格好をしてるね……」
そんなありきたりな事を言いながら、悠希に声をかけた。
すると、悠希はこちらを満面の笑みで迎え、すぐに口を開いた。

「マネージャー!待ってました〜、この服は友達から借りててね」

余程嬉しいのか、すぐさまこちらの腕を掴んでくる。

「マネージャーと行きたい所があるんだ、よし、すぐ行こう!」

なんとも強引だが、前にもこんなことがあったなと思いつつ、悠希の後を(引きづられるように)ついて行く。

まあ、場所は目の前のプラモ屋だろうし、たまには何か買ってあげても良いかもしれない。

そんな事を考えながらついて行くと、

なんと、プラモ屋の前を通過し、洒落たカフェの前にたどり着いた。

「えっ……どうしてこんなところに?」

正直悠希が女の子らしい格好をしている事自体珍しかったが(失礼)、こういう雰囲気のお店に連れて来られるとは思わなかった。

悠希は、店の前に不適に笑い、仁王立ちして高らかに宣言する。

「実はマネージャーに相談したいことがあるんだ」

……これから相談しようって奴は、そんなに元気じゃないだろう。

という野暮なツッコミはさて置き、悠希と2人で店の中に入る。

そのお店は内装も洒落ており、店内にいる客層も若い女の子ばかりだ。

「お客様は…お二人でよろしいですか?」

そう、店員に聞かれて頷いて答える。

「お席はこちらになります」

悠希並んで店員さんについて行く。

席につき、ここに居るだけものなんだからと思い、2人でメニュー表を見ることにする。

「マネージャー、ここはあたしに払わせて、相談に乗ってもらうんだし」

そんな風に息巻く悠希に、思わず顔が綻ぶ。

「そこまで言うのなら、このサンドイッチとか食べようかな。なんなら半分悠希にあげるし」

こう言う時はムキにならない方が良いだろう。
お洒落な雰囲気にしては値段は良心的だし。

「ここって稲荷寿司置いてないのかぁ」

そんな事を1人呟きながら、悠希はメニュー表を食い入るように眺め始める。

……いや、この子絶対この店入った事ないな。
そんな確信をもって少し待つことにする。

「店員さーん、すみません!」

通りかかった店員さんを捕まえて、メニューを頼み始める。

「サンドイッチと……あたしは、このジャンボパフェで!」

おいおい、自腹とはいえ凄いのを頼んだな。

店員さんが、メニューを確認して去ると悠希はこちらに向き直る。

「マネージャー、それで……その、

相談したいことがあるんだけど」

少し真剣な表情を浮かべる悠希に応える。

「分かった、話を聞こう」

こうして、悠希の話が始まった。

悠希「実は最近変なモヤモヤした気持ちがあって……

悠希「最初は気のせいかなって思ってたんだけど、だんだんと大きくなっていって、日によってはその人の顔見ただけでなるんだよね

悠希「どんな症状かだって?

悠希「こう、胸の辺りが苦しくなるんだよね、親父に言わせれば風邪とか大体気合いで

治るらしんだけど、どんなに早く寝ても稲荷寿司いっぱい食べで治らなかった。

悠希「そんな時に、千紗に相談したんだよ、そしたらどーも恋らしいと言うことで」

そう言ったきり、腕を組んで押し黙ってしまった悠希にどう反応しようか迷う。

……単純な恋煩いならば、こうしてこちらにまで相談しに

来る必要はないだろう。

ここで考えなければ行けない事は二つ。

どうして相談してきたか、という点と、誰に向けてのものなのか、という事だ。

「その……見てると煩わしくなる相手って誰の事なの?」

聞いてはいけない内容だったのかもしれない。

例えば、その気持ちは本物でも相手が同性…なんて

ことも可能性はあるんだ。
その考え方には賛同するけど、このご時世、まだまだ受け入れられにくい事だろう。

不安が頭をよぎる中、悠希はこちらの目をじっと見つめていった。

悠希「そのモヤモヤするのが……マネージャーなんだよね」

悠希「マネージャーは、あたしに恋って教えてくれるの?」

「お待たせしました〜」

運ばれてきた料理に、会話が一旦途切れる。

……これは凄い相談を持ちかけられたものだ。
まさか、恋愛相談の相手に相談してくるとは、悠希もやるなぁ。

頭空っぽな感想が流れるほど、混乱しきっていた。

「おおっ!パフェでかい!食べ甲斐がありそ〜」

ガツガツと、あまり女の子らしくは無いが、とても美味しそうにパフェを食べ始める悠希。

こちらとしては、とてもじゃ無いが目の前のサンドイッチに手をつける気は起こらなかった。

「ええと、つまり整理すると…」

「悠希は恋してるかも知れないど」

………この後の、誰に恋をしているかは言えなかった。

いやぁ、中々のチキンっぷりだ。

「それで、マネージャーはどう思う?」

パフェを食べながらも、聞いてくる。

「どう思うって言われても……」

正直言うと、悠希からこう言う話が出てくるのも予想出来なかっただけに、その分衝撃も大きい。

「ん〜、美味しかった」
ペロリとパフェを平らげて、そんな感想を漏らす。

「あたしはさ、まだこの気持ちはわからない、それでも最後に選んで欲しいって思ってる」

選ぶ…?
まるでその言い方だと、他にもいるみたいな……。

「マネージャー、これから時間あるならカラオケにでも行かない?」

悠希は先程の話題を振り払うかのような明るい声で言う。

「歌いたい曲があるんだ」

その笑顔に、まるで向日葵のような眩しさに、目が眩む。

「分かった、あれならこのサンドイッチも食べて良いよ」

そのあと、悠希はサンドイッチも食べ会計に進んだが、伝票はこちらが無理矢理払うようにした。

そこから、カラオケに行くまでの道すがら、悠希がべったりとくっつこうとするのを避けるのに必死で、小さく放ったありがとう、という言葉を聞き逃していた。

………という感じで終わりです。
#CUE小鳥たちの恋愛争奪戦

悠希ちゃん感が出せたか不安なので、ここ違うよ!みたいなことや、良かったよ!みたいな感想待ってます。

レッド!という者です。その辺にいるただの物書き。 アイコンはまっちゃんさんに、背景はチモシーさんに描いてもらいました!《同人サークル:外角の傘⛱》『団体:SpiritDream』所属!SpiritDreamの副団長!【あんハピ♪広報部No.156】ごちかわファミリー107 ↓ #レッドのゲーム部屋

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  3. 2020/02/27 12:38:47 公開
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