シェア

「雑談の中でも強い雑談。亡父は稚...」、@oxomckoe さんからのスレッド

雑談の中でも強い雑談。亡父は稚内市役所の職員だった。稚内では職員の最高職位は部長。父は税務次長まで行き、部長まであと一歩というところで、市長選挙で市長が変わり、前政権幹部と言うことで宗谷の消防に片道切符で出向した。消防指令というそこのトップで、一応市役所では部長職。

初めて制服着る仕事につき、いわゆる「階級社会」と言われる組織を初めて経験することになった。消防とそれと連携する警察や自衛隊。それぞれ文化が違ってたらしい。消防は、職務上は絶対服従だが、それ以外の時間は、「指令、テレビのチャンネル変えていいっすか?」という感じ。あんちゃん型だった。

自衛隊と警察を尋ねると守衛たちはズバッと敬礼。入っても階級相応の姿勢で接遇。その後、父は定年し福祉協議会の理事長に天下り。所用で自衛隊に行くと、「あ〜、じゃあそこに名前書いといて」と180度態度が転換。警察の場合は、形式だけでも現役時代の職位を示して見せてくれてたと。

「偏差値の違いなんだろうな」とは父の言。父が死んで火葬場に行く時、消防署の前を通った。すると消防署員はズラーっと並んで霊柩車に敬礼。ちょっと感動して後に、消防隊員になった高校の同級生にお礼を述べると、「あー、それ一応全員にやることになっているから」とのことで、感動して損した。

消防は、消防士上がりが署長になった時期も最初はあったが、火消し専門の彼らは経理・事務や予算折衝が苦手だったので、指令職はある時期から市役所職員で政治的に負けた人たちの左遷先になっていた。たまに消防士上がりがなることもあったが、やはり事務の滞りが酷かった。父の前任者がそれだった。

道具も施設もボロボロの旧式品。吃驚した父は、署員から必要なものを聞き出し、サラサラと書類を作り数千万の予算を取って全部入れ替えた。ただ特に署員からのリアクションがなく肩透かしな印象。父は事務方上がりなので、ひょっとしたら消防の文化規範からすれば何か迷惑をかけていたのかもと思った。

ちょっと良い話になるか分からないが、父は消防署が市役所の植民地であるのは良くないと感じ、消防士が司令職につけるように、幹部を市役所に出向させて事務に習熟した頃に消防に戻り、司令職につける道を構築した。実は一長一短あった。消防士の中には、それで市役所でウツになっちゃう人もいた。

ただいずれにせよ消防士が消防司令になれるようになったのは確か。父の現役時代晩年の業績。僕はそう理解していた。それであえて、消防士の同級生に「事務方上がりの父が色々ご迷惑をかけたかもしれない、父はもう死んだし、消防士の観点から父はどういう上司だったろうか、率直に聞かせて欲しい」と。

彼の答え。「良い人だったよ。特に大きな印象はないな」の一言。少なっ!と思って、僕は「父の現役時代最後の業績」に水を向けた。「やはり事務方上がりより、消防の専門家がトップにいた方が、父みたいなのが来るより良くなったんじゃない?」と下心満載で、高校の同級生である消防士に聞いてみた。

彼の答え。「別にぃ。俺らは、ただ上の命令聞くだけだから、誰がなってもそれに対応するだけだし」。

そういえば、晩年の父は酒を飲んでは消防でのガッカリ話をしていたなあ。以上、完全な雑談。ふと思い出したので書いてみた。

アメリカ合衆国建国史研究を一生やっていくのではないかと思います。リツイートさせて頂く場合、基本的に賛意、こういう意見もあるなどポジティヴな動機によります。晒し上げはしません。2017年まで北海道にいました。稚内18年、長万部9年。それ以外は札幌(予備校と北大)です。飲酒時に書いたツイートは翌日恥じて消すことがあります。

  1. トップ
  2. オッカム
  3. 2020/05/08 13:04:11 公開
シェア

「すまとめ」はTwitterの長文スレッド(長文スレ)・連続ツイート(連ツイ)を1つの記事にキレイにまとめるサービスです。長文スレの最後に、「@matomesu まとめて」とコメントを付けるだけで、まとめ記事がこのように作成されます。

おすすめスレ