「アメリカを代表するオレンジジュ...」、@tmiyatake1 さんからのスレッド
アメリカを代表するオレンジジュースを作っているTropicanaの2009年リブランディングの失敗例を紹介
$35Mかけて結局売上が$20Mダウン(1ヶ月で20%下がった)
詳細は以下スレッドにて ↓

1/ Tropicanaは有名広告代理店のArnellを2008年に採用
5ヶ月のデザインワーク、ローンチ企画、そして$35Mのマーケティング費用の結果、20%売上ダウン(約$20M分)。
ローンチ30日語に新デザインを引っ張って古いのに戻ってしまった。
1.1/ 昔のパッケージ
1.2/ リブランディング後のパッケージ
2/ 初見から見ていくつかデザイン的なミスが会った
昔のロゴは横で明らかに読みやすかったのに、新しいロゴはテキストと同じ色、そして縦に書かれている。圧倒的に読みにくくしている。
3/ パッケージも微妙
古いパッケージでは各面を最大限に使っている。
前にはオレンジ、横には人など。
新しいパッケージでは賢すぎた。グラスを二つの面を使って表現するのは面白いが、そのアングルで見ない限りわからない。
3.1/ 45度の角度でオレンジジュースが置かれるわけがない
せっかくの面白いデザインが台無しになる。
普通はこんな感じで置いてあるので、絶対ユーザーはデザインを見ない。
4/ プロダクト情報がない、もしくは分かりにくい
Tropicanaは実はいろんなバージョンのオレンジジュースを出している。
果肉入り、カルシュームリッチなど、多種類がある。
古いパッケージの分かりやすさと、新しいパッケージの分かりにくさが明らか。
4.1/ 果肉レベルの情報も載ってない
書いてあっても、黄色のバックグランドに白のフォントは見辛い。
昔の白のバックグランドに緑のフォントは圧倒的に見やすい。
5/ 機能を伝えきれなかった
ユーザーはオレンジジュースを買う時は迷いたくない。大体果肉レベルとかみんな自分の好みをわかっているので、それをちょっとかっこいいデザインだから迷っても良いとはならない。
6/ フォントのチョイスもあまり理解が出来ない
元々のフォントはスムーズで、ナチュラルっぽい感じ。そして文字間と大文字起用でプレミアムクオリティーを出している。San Serifを使っているのはプロフェショナルっぽい感じ。
新しいフォントはバラバラ。何故Avant Gardeを使っているかが意味不明。
7/ 象徴的なイメージ写真を変えた
Tropicanaのオレンジにストローを入れたイメージはすごく象徴的なものだった。
ユーザーはそのイメージを見た瞬間にTropicanaと分かるぐらいなものだった。
それを変えるのは余程な理由がないとやるべきではない。
8/ リデザインで一番良かったのはキャップ
実はリデザインで唯一残ったものはキャップだった。
オレンジに似たデザインをしたのと、実際にキャップを握った感じオレンジっぽく感じた。
キャップをちょっと絞れる大きさにしたのも良かった。
すみません!引用を入れてなかったので、こちらとなります:
Eight Major Failures of the Tropicana Redesign – Astuteo™
Matt Everson examines the flaws inherent in the redesign of Tropicana's new packaging.
astuteo.comバズったので宣伝します!
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