「これは学生には「関係ない」こと...」、@oxomckoe さんからのスレッド
これは学生には「関係ない」ことですが、遠隔授業を行うため、私のような重要役職についていない教員でさえ授業準備の労力は3倍ほどになっております。大学としても教育を維持するためにかけている資金は凄い額になっています。つまり、授業料等、お返しするお金はありません。本当にないのです。
それでですね、日本の場合、国立はもとより私立大学にも国民の税金が投入されており、アメリカなどと比較すると学費はかなり安く済んでおります。アメリカは、安いところでも年間300万はかかっておりますから、怒る気持ちもわかります。遠隔授業頑張るので、ここは勘弁してもらえないでしょうか。
これまでの教員としての経験から申しますと、正直、圧倒多数の学生はちゃんと遠隔授業にちゃんとアクセスできております。「できていない」という学生の数が、おおよそ遠隔授業じゃなくても大学に来ない人数とほぼ同じくらいです。
ゼミ生の中には、「先生(私)と話すことが大学にくるモチベーションだったので、残念な状況です」と伝えてくださった方もいます。これは私も残念です。私の授業で即座に思ったことを発言することができないことを残念がる学生もいます。しかしこう言ってくれる学生はやはり授業料の返還は求めません。
もちろん筋違いな話ですが、ここは一つ、国民共通の苦難ということで、同時代を生きているもの同士、協力して頑張っていきましょう。
例えば、私のような教員にしましても、機材の購入などで、本来は研究に使えるお金、さらには私費を投入しております。正直、10万円の給付金が待ち遠しいという有り様です。どうか学費の返還請求だけはご勘弁いただきたく思います。遠隔授業もできなくなってしまうからです。