シェア

「これ本当に。「俺、今、何かの黒...」、@okadaic さんからのスレッド

これ本当に。「俺、今、何かの黒船になってるな……」と思いながら打ち合わせ中に図ばっか描いてたりする。「フリーハンドでそれなりのポンチ絵が描ける」って日本では当たり前すぎてカネにならんが、外国で学歴とセットで提出すると、それだけでも給料が発生するという……。

続)申請書や論文とはまた事情が違うだろうが、「今まで見たことない」あるいは「その場で図にする発想がない」というのは、グラフィックデザインを専門に請け負うような広告代理店の打ち合わせでさえ起きており、「むしろ今までどんなプロセスであの完成形を納品してたんだよ……」と驚いたりする。

続)もちろんそれ「だけ」で食ってくことはできないが、私はまさか自分がイラストレーターとして請求書を起こすことがあるなんて思ってもみなかったし、そこで「だが俺は……世界一の人気神絵師ではない……!」みたいにこじらせずに済むので、学歴や職歴を積んで自分の「腕」にしちゃうのが早いよな。

続)そりゃ米国にもプロの超時空神絵師は星の数ほどいるよ。でも俺らに似た別の誰かが最初に学ぶお絵描き技法が写真トレスだったりする。なので「記憶を自己流アレンジしながら誰にでも一目でセーラームーンとわかる絵を白紙にいきなり描く」が驚かれる。むしろトレスのほうが難しくない……?となる。

続)「なんでもかんでもインフォグラフィックでレコーディングすりゃあいいってもんでもねーだろ、こういうのはメリハリが大事なんだよ」って意識も日本文化圏のほうが高いと思う。輸入翻訳した技法だと逆に味がクドい、とかあるでしょ。柿の種とピーナツの黄金律を、我々だけが習わぬ経として読める。

続)別に得意だとも思ってなかったことが所変われば「腕」になるし、適切に磨けばカネにもなる、それで天下取れることはなくとも、人が三日かかってる仕事を三時間で終えたりはできる。「あんな下手な奴がプロを名乗るなんて」じゃなくて、こんにちは黒船ですって顔して人の役に立てばいいじゃないか。

続)「Do's & Don'ts」箇条書きとかもめちゃくちゃ作成が下手な大人がいるよな……不思議……。ちゃんと原因追ってくと面白いことがわかりそうだ。非英語ネイティブが集まってそれぞれの母語感覚で作るとズレるとか? 私が育った日本の環境では矯正されることを矯正されず大人になった人が多いとか??

続)ちょっと補足しておくと「自分用に手元で図を描く」人はいる。でも「そのメモ今日の議事録になるじゃーん」と写真記録などしようとすると、裸を撮られるかのように嫌がられ拒まれたりする。「他の人たちにも判別できるかたちでみんなの前で同時進行で図を描く」機会や経験値の差なのかな、と思う。

続)たとえば「いきなりアカペラで歌う」機会や経験値は、他文化圏育ちの人たちのほうが積んでて得意で、そして、マジ信じられないほど上手かったりもする。私、カラオケの国から来たのに、カラオケボックス以外の場でそんなことできない……! と驚いたりする。優劣じゃなくて、そういう差の話だよ。

正面切って調査したわけじゃないので曖昧な物言いになりますが、なんとなく、学校教育とツールの差が大きい感じはするので、欧と米との違いは私も気になりますね。「俺には絵心なんか必要ない」と豪語する美大生もいて、日本だと受験システム的にありえないよなぁと考えたり。

続)昔から「海外オタク勢、油彩とかで二次創作する発想しゅごい……!」と慄いていたのが、「コピックが舶来輸入品扱いで異様に高価い」「イーゼルを立てたまま放置しておける広さの子供部屋で育った」など考えもしなかった要因に気づかされたりもした。なんかな、優劣じゃないんだよ(二度言った)。

続)優劣じゃない、優劣じゃないけど、天下のニューヨークタイムズ様が公開した「Tシャツマスクの作り方」動画でも観てなごんでってくれ……どうだいこれがミリもセンチも計れない国のリアルだ、マンガ描いてオリガミ折って育った俺たちドリームのチャンスを感じるだろ……?

要らん「'」が入っとるまま拡散されててハズカチイな……。

私は明日をも知れぬ雇われの身で「あいつが会議にいると進捗がよい」が給料UPにつながった実感があるので結果オーライなわけですが、これは本当にそうだろうと思いますね。「得意だから無償で描いてあげる」はやってはいけない。PTAで素性をひた隠しにする漫画家と同じで。

続)すっごい戯画化して書くと、依頼主には「ではラフ作成に最低三日頂戴しますね」と言っといて私がその場でとったメモが次回プレゼンにまるごと使われ、ギャラ山分けで全員が約二日別の作業できる、それを「日本なら今夜中に送れと言われた上に残業代も追加報酬もつかないな……」と思う。そんな話。

続)ただこれは自分一人で独占してバリューを高めるほどの特殊スキルではないし、人材が不足してる職場にスポッとはまって居心地よく働く以外に、同じスキルを習得した人間の総数を世に増やしていく方向がいいとも考えており、その意味では「教える」にも関心がある。着付教室に通いながら考えたこと。

続)もちろん「この私が……? ひとさまに、絵を教える……???」となるわけだけど、「腕をカネにする」で考えるとそのほうが理に適っている気はする。だとしたらメソッド作ろう、みたいな。すっごい泥縄だけど。でも「仕事を作る」ってそういうことだよなぁとも思う。ま、今は実質無職ですが……。

  1. トップ
  2. 岡田育 / Iku Okada
  3. 2020/05/20 11:21:06 公開
シェア

「すまとめ」はTwitterの長文スレッド(長文スレ)・連続ツイート(連ツイ)を1つの記事にキレイにまとめるサービスです。長文スレの最後に、「@matomesu まとめて」とコメントを付けるだけで、まとめ記事がこのように作成されます。

おすすめスレ