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それでは、本日のマガジンのお時間です!!! / マガジン限定記事vol.129「文筆家 御田寺圭は 指摘する」|白饅頭 @terrakei07 #note
クリエイティブ系の界隈って、たしかに変わった人が多いんだけど、とりわけ作家・文筆家・著述家あるいはその志望者たちは、ヤバい人間が多すぎるんだが――という、開口一番で自分にブーメランを発射するダーク・テキストです。
これだけ出版不況で《食えない》と言われ続けているのに、それでもなお「物書きを志す人」は後を絶たない――それはここに集まる人たちが「何者かになる以外に道は残されていない」人たちばかりだから。
何年も懸賞に応募しては落選している人に「いいかげん、何者でもない人生をそろそろ受け入れろ」と説教混じりに言っても無意味。なぜなら「何者でもない人生」を送る能力にさえ著しく欠けているからこそ、もはや何者かになるしか道が残されていない人たちの集まりだから。
小説に落選して納得的ないからと講談社に殺〇予告した人間が逮捕されていましたが、「何者かになるしかもはや道が残されていない者」にとって、懸賞の落選は「あー残念だったね」という一般の感覚とはまるで違い「お前には生きる価値なし」に等しいメッセージとして受信されることもある。
「何者でもない人生」が不可能だから、「何者かになるしかない人」にとって、自分の作品の落選はときに「自分の社会的生命を奪いにかかってきている」とさえ逆恨みされる。創作系の懸賞はたくさんあれど「作家になれる系の懸賞」は本当に危うい。集まる人たちの「思い」の重さが違うから。
近頃は専業作家ではなくて、サラリーマン兼業作家の活躍が目覚ましいが、これはまったく偶然じゃない。作家が専業ではまるで食えない時代にあって、兼業作家の彼らの方が「精神的に安定していて、健康で、社会的常識があり、SNSで不規則発言もしない」という点で重宝されている。
「文章書いて生活したい」とか「作家になりたい」という相談をごくたまに受けるんですが、そうした人にもとても参考になる話だと思います。そうでない人にとっては「令和の怪談」のような感じかもしれません。
「作家・文筆家」およびその志望者たちは、なぜ頭のおかしい人ばかりが集まってしまうのか――その圧倒的な答え合わせがこのテキストです。まさしく自己紹介。御田寺圭のブーメラン芸が光ります。ぜひ読んでみてください。
今日のテキストで話していることは、先日の講談社の殺〇予告、あるいは京都アニメーション事件にも確実に関係しているであろう話です。
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逆説的に「何者にもなれない人」が、けっしてくだらなくもないし、しょうもなくもない、むしろ凄いことなんだということを実感してもらえると思います。
「バンドをやめてサラリーマンへ」「ドラフトからプロ入りを諦めて一般企業へ」といったルートは全然あるのに、「作家からサラリーマンへ」という道はまったくないですよね。それはなぜなのか、ということです。
自分で今読み返しているんだが、ヤバすぎることを書いてしまった感があるな。まあでも、嘘は書いていない。