「『人口で語る世界史』を読んでい...」、@ErVoiceof さんからのスレッド
『人口で語る世界史』を読んでいるんだが、欧米では白人の出生率が低下(&高齢化)する一方で、非白人(移民含む)の出生率が現状では高めなので「自分らの優位性が侵される」と思い込んだ白人らが極右になびいている、という指摘があった。
確かに日本も今後そうなる可能性はあると思うが、(↓へ)
冷静に考えたら飛鳥時代に前例っぽい事は起きていたと思う。
朝鮮半島などから来た移民と親しくなり、彼らの持ち込んだ先進技術(製鉄, 医術など)を背景に力をつけた蘇我氏が仏教の受容を巡って物部氏と戦争をしたり、蘇我蝦夷・入鹿親子が乙巳の変で粛清されていたんだった。
教科書や(↓へ)
(たぶん)日本書紀とかにも、当時「どれくらいの数の渡来人が日本国内に定住し、人口は◯◯」という記載はないし、対立の原因も隋や唐に対抗する為の各種の改革で他の豪族の既得権益を壊した事とも指摘されているから一概には言えないんだけど、いずれにせよ外国との交流・緊張関係が背景にあった(↓へ)
事は否めないようだ。
かと言って蘇我氏から権力を奪取した連中は渡来人を邪険に扱う訳でもなく、むしろ彼らが持ってくる大陸由来の知見(律令制など) を参考に改革を行ったりして結局何らかの利益を得ている。
とりまお互いwin-winになる妥協点を探しとけ、って事かな。