「愛人囲むタイプのヤクザ、一目惚...」、@mkmkmk___k さんからのスレッド
愛人囲むタイプのヤクザ、一目惚れしてほとんど拐うようにして連れてきた男の子が筋金入りの引きこもりニートで、愛人史上もっとも金がかからない上に逃亡の恐れもないことに(こいつ今までどうやって生きてきたんだ?俺に出会わなかったらどうなってたんだ??)って逆に頭を抱えてしまう。
連れてきた初日はガタガタ震えて「うっ、うぅぅ、ちょっとコンビニにいこうと思っただけなのに…僕みたいなクソひきニートにはおにぎりを買うこともできないのか…うぅぅぅ」って泣きべそかいてて可哀想だったのでひとつ2000円くらいするお弁当食べさせてあげたらすぐなついた。
「お前ここで暮らせ」
「へ?ほほへ?」
「食いもんいれて喋るな」
「っ、すみません…えと、暮らす?ここで?」
「金はやるし好きなことをしてていい。だが家から出るな」
「?????」
「平たく言えば愛人だ。分かったら首を縦に振れ」
「は、はい」
「(頭を抱える)」
この子どうやって生計立ててたんだ。なんか在宅的なあれかな。顔は最高に良いのに人混みが怖くて対人もだめで買い物ひとつろくに出来ない。
お金をもらっても外に出れないし欲しいものを買えって言われても節制生活が身に付いてて気軽に贅沢できないタイプ。
「お前渡したカード全然使ってないな」
「だ、だって、人様が汗水たらして稼いだお金を、僕なんかが…僕みたいな社会不適合のゴミクズ野郎が、そんな…」
「あーあー泣くな泣くな、寿司食え、ほら」
「うっ、うっ、これすごいおいしい…なんれふかこれ…」
「大とろ」
「お゛……」
「白目を剥くな」
や、ヤクザこれ、これ抱ける???抱いたらパニクって子供みたいに泣き出さない???
「セックスっていうのはぁ…😭かっ、会話よりも、遥かに高度な…😭コミュニケーションと有名でぇ…!😭」
「わかったわかったわかった、怖かったな、あーはいはい悪かった悪かった」
「ぜっ、ぜっぐずもろぐにでぎないな゛ん゛で…ぼぐは…役立たずだぁぁ~!!!!生きてる価値なんかないんだぁ~!!!!!!」
「生きてるだけで価値がある!目の保養だお前は!」
「顔しか取り柄がない~!!!!!」
「めんどくせぇなほんとに!!かわいいな!!」
ヤクザの舎弟的なサムシングの人たちも最初は「まーたあの人愛人囲いだしたよ~」「あの人面食いだから顔ばっかよくて性格クソみたいなやつつれてくるからなぁ」って思ってたのに初対面から青ざめ逃げられ自室に閉じ籠り応答なしのコンボをキメられて、あの人はなにを拾ってきたんだ???ってなる。
人の目を見て喋れないひきニート愛人、ヤクザの背中にいる虎さんなら大丈夫なので背中の虎さんの目を見ながら話す。ヤクザにはどもっちゃうのに虎さんには流暢に話しかけてくるからヤクザはまた頭を抱える。
「今日は天気がよかったから毛布を干したんですよ~☀️」
「そらよかったな…」
「わかりますか?ふかふかしてるの」
「おう、ふかふかしてるな」
「ひっ、い、いきなり振り返らないでくださいよぉ!!」
「俺と会話しろ!!!」
「しっ、してるじゃないですかぁ~!!」
「俺の目を見ろ!!!」
「っ!っ!!!っ、む、むりぃ…はずかしいぃ…目合わせたら嫌われるぅ…」
「嫌いになるわけないだろうが!いい加減にしろお前は!」
「だっ、だって、こいつめっちゃ目ぇ見てくるじゃんウケるwwwとかハァ?キモ、とか思われるんですよ~!!僕わかってるんですよ~!!」「被害妄想がすごい!!!」
それで本題なんですけど、こんな被害妄想爆発自虐ひきこもり美人がちゃんとセックスできるようになったらスタンディングオベーションではありませんか??????
目も合わせられなかったのになぁってしみじみ思い出しながら「あっあっ、すきっ、すきぃ~♡」って目を見て伝えてくる愛人に骨抜きよ。
外食編
「く、クローゼットなんて漁ってどうしたんですか?」
「飯食いに行くぞ。その色気もくそもないスウェットを脱げ。最後に洗濯したのいつだ?あ?」
「ががががが外食ってことですかぁ!?!!?」
「そうだよ早く準備しろ」
「がっ、外食は!!外食だけは!後生ですから!」
「ちゃんと個室だから安心しろ!逃げるな!おい!」
「その個室に行くまでに誰にも会わないと言う保証は!?神に誓えますか!?」
「大袈裟だなほんっとに!会っても二、三人だ!」
「二、三人…!!!」
「無理のハードルが低い!!!」
「やだやだやだ!こわい!!貴方が連れてってくれるってことは絶対あれでしょ!!なんか竹がカポーンてなってて隣の座敷に布団が敷いてあるああいうとこでしょ!?」
「ドラマの見すぎだ!でも確かに庭に鹿威しはある!」
「ほらぁぁぁ!そんなとこに僕みたいなクソヒキニートがいけるわけないぃぃ!」
「顔はいいんだから胸張れ!」
「顔がいいだけで中身がこんなクソゴミだもん!絶対そういう雰囲気って分かるもん!伝わるもん!うわこいつ高い服着てるけど中身クソヒキニートじゃんねぇわ帰れよって思われるもんー!!!!」
「泣くなよ!」
「だっ、だっっ、大体!!貴方みたいな人と並んで歩けるわけないじゃないですかぁ!!!」
「あ゛?????」
「み°…」
「失神すんな!お前そりゃどういう意味だ?こんなヤクザもんとは歩けねぇってか?あ?」
「だだだだだだだって、だって、あなた超かっこいいんですもんんんん…😭」
「は?」
「な、なんか、なんかきらきらしてる?まぶしくて直視できない?的な?ああほんとやだ虎ちゃん出してよぉ…虎ちゃんんんんんん…」
「ほら、虎ちゃん」
「僕の虎ちゃん😭😭😭」
「(満更でもない顔)」
「こんなすごい人と僕なんかが一緒にいるとかむりだよぉ…絶対いつか刺されるよぉ…」
「刺されないから泣くな」
「なんであんたみたいなクズがこの人の側にいるのよ!って派手な金髪美女に刺されるんだぁ…」
「ベタだな…」
「でも一緒にいだいんだよおおぉ…うわぁぁぁん!!」
「いまさらっとすごいこと聞いた気がするんだが。一緒にいたいのか?俺と?」
「でも外食はやだぁぁぁ!」