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「牛鍋チェーン店「いろは」の経営...」、@ksk18681912 さんからのスレッド

牛鍋チェーン店「いろは」の経営者木村荘平は、次々と妾を作り、その妾に支店経営を任せる「妾チェーン店」を展開しました。

この方式は突拍子もないことに思えますが、当時としては合理的なチェーン店展開方法だったのです

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「アフリカの呪術師」と全面対決するため、電子マネーを導入した話。

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先般書いたように、キャッシュレジスターはもともと、店員のちょろまかし防止のために生まれた機械です。

かつてのアメリカにも、そしておそらく日本にも、「店員を見たら泥棒と思え」という時代があったのです。

電子マネーやキャッシュレジスターがない時代、支店経営を他人に任せるというのは、非常にリスクのある行為でした。

それではどうしたらよいのか。

三井家の三井高利は、息子たちに支店を経営させました。

他人が信用できないならば、信用ある人物を育てて支店経営にあたらせる。

当然ながら、育成の第一候補になるのは自分の息子達になるわけです。

その他にも、三井家の運営には有能な番頭が参画しました。

番頭というのは、長い丁稚(小僧)生活をくぐり抜けてきたエリート店員です。

子供の頃からひとつ屋根の下で暮らしてきた、いわば疑似家族的な存在です。

長い時間をかけて信用ある人物を育てる制度が、「番頭はんと丁稚どん」システムでした。

三井家をはじめとするかつての商家の人材育成システムには、問題がありました。

人材育成に時間がかかることです。

それはすなわち、支店の展開にも時間がかかるということを意味します。

木村荘平の「妾チェーン店」システムは、スピーディな支店展開を可能としました。

人材を育成するよりも、妾をつくるほうがかける時間が短く済むからです。

そのおかげで、「いろは」は木村の存命中に22店舗まで急拡大しました。

ただし、人材育成に時間をかけない「妾チェーン店」システムには欠点もありました。

次世代の経営者を育成できなかったことです。

そのせいで、いろはチェーンは木村の死とともに瓦解します。

一方、人材育成に時間をかけた三井家は長い間繁栄しました。

アメリカ式チェーンシステムは、三井家や木村荘平と根本的に異なる発想に基づいています。

「信用ある人物を育てるのではなく、信用のない他人を雇っても問題のない組織を作る」という発想です。

その発想のあらわれの一つが、キャシュレジスターです。

キャシュレジスターは店員のちょろまかしを防止するだけでなく、その店の正確な運営状況を日次でレポートする機能を託されていました。

本部は毎日会計検査ができるので、不正を未然に防ぐことができるわけです。

キャシュレジスターというハードウェアだけではありません。

1922年に出版されたチェーン店管理職向け教科書『Chain Store』にはこうあります。

All the manifold activities of the chain can be controlled only by means of records. Records are a fundamental necessity in every chain.

すべてを記録に残し、報告すること。

そのための報告フォーマットを制定し、定期的に本部にレポートすること。

情報と意思決定を本部に集中させるというシステムを構築することで、支店経営者の権限を最小限に抑えることができるようになります。

支店経営者の権限を最小限に抑えるいうことはすなわち、支店経営者が不正を行う余地を最小限に抑えるということです。

こういった組織の構築技術は、なんとなくアメリカが得意な分野のような気がします。

「信用ある人物を育てるのではなく、信用のない他人を雇っても問題のない組織を作る」

この発想により、アメリカのチェーンシステムは、急速な拡大と不正なき組織の維持を両立させることができるようになったのです。

このシステムはやがて日本を含む各国に伝播し、旧システムを解体していきます。

世襲と「番頭はんと丁稚どん」システムで動いていた三井呉服店も、やがて三越百貨店という「会社と社員」システムに変貌していったのです。

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  3. 2020/08/19 06:17:07 公開
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