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「すれ違い少女漫画なイドアズ♀ 幼...」、@jf_azul_0224 さんからのスレッド

すれ違い少女漫画なイドアズ♀

幼馴染みなイドアズ♀(NRCは数年前から共学・女生徒二割くらい)が一緒に入学してくる。
双子はアズを囲い込んでいるけど、海に居る時と違っていろいろままならないことも多い。
アズは根本のところでは自分の容姿にそれほど自信がないし、恋愛的なことにとても疎い

ついでに、性的なことにわりと無知。
海に居る時も三人でいてほとんど性的な差とか性別の違いとかそういうものを考えたことがなかった。
だって、タコとウツボでは性別以前に捕食者と被捕食者の関係が先に来るし、そもそも繁殖できないから単にタコとウツボの人魚ってだけだったから。

対する双子は、タコだったアズに感じていたのが食欲じゃなくて性欲だったことを、陸にあがって人の形をとり、アズを見た瞬間に理解してしまった。
いわば一目惚れ的な感じで衝撃を受けた。
アズがちっちゃくて可愛い女の子だってわかってしまった。
もちろん、彼らに諦めるっていう選択肢はない。

だから囲い込みにかかる。
アズはアズで陸上の生活に不安を感じていたこともあって、双子が自分の近くに居ることを無意識に喜んでいて、安心していた。
結果、いつでもさんこいちなトリオのできあがり。
ぴっかぴかの美少女のアズはそりゃあモテる。
でも、アズは誰に褒められても信じてない。

いつだってジェイドが否定するから。
素直になれないジェイドのそれをアズは真に受けているし、フロイドは可愛いと言ってくれるけど、ぷにぷにのたこちゃんだった自分のことだって可愛いと言ってくれるフロイドの優しさだと思ってる。
口では言い返すけど、心の中ではその通りだって思ってる。

ついでにいうと、ジェイドのそれは年々拗れてきているので、それは年々、アズの心に深い罅を入れつつある。
学校生活に慣れるのにも精一杯なになりながらも、アズにちょっかい出すヤツは許さなかったし、仕留めてきた。
それでも、双子の気持ちはささくれだつ。
で、二人には絶好の機会が訪れる。

ウインター・ホリデーで寮生がいなくなる。
三人きりになった寮内で、強がりながらも淋しそうなアズに子どもの頃と同じようなお泊まり会を提案する。
自分が彼らの恋愛対象だと思ってないアズは無邪気に喜ぶ。
彼らの対象だと思っては居ないけど、アズは自分の初恋はたぶん双子だと思ってる。

もちろん、種が違うから結ばれようとかそういうのはまったくないんだけど、「好きな人は誰?」って聞かれたら、双子の顔が思い浮かぶから。
あと、卒業したらきっと今までのようにはいられないんだろうなって思っている。
周囲にさんこいちだと思われているけど、海に居た時よりも制限されているから

きっと、さんこいちでいられる期間は今だけだと思ってる。
3人きりの寮で、アズにせまる双子。
一緒のベッドに寝ることも「幼馴染みなんだから、おかしくない」と言われれば流されそうになるし、「おやおや、いやらしいことでも想像したんですか? はしたない」なんて言われればムキになって反論する

結局一つベッド(ジェイドとフロイドのベッドをくっつけたクイーンサイズ仕様)で三人で眠る。
眠れるのはアズだけだけど!
アズはドキドキしたんだけど、なんだドキドキするのは僕だけなんだな、と。がっかりしている自分に照れくさくなったりして、いろいろ可愛い。
双子は一睡もできなかった。

で、そんなホリデーが何日か続いて、大晦日。
ニューイヤーを控えているということでちょっとしたごちそうと軽いアルコールの入ったパンチが配られる。
覿面きいてしまったアルコール。
あとパンチに使われていた果物とアルコールの食い合わせというか飲み合わせが人魚にはあんまり良くなかった

酔っ払った末、口説きまくる双子と流されてしまったアズ。
翌朝、アズより双子の方が先に起きるんだけど、あまりの現場の惨状にとっちらかってしまうジェイドとどうしていいかわからないフロイド。
結果、ジェイドは目が覚めたアズに「僕ら幼馴染みですからずっと一緒にいましょうね」なんて口走る。

フロイドはジェイドの後に口を開いたのがいけなかった。
「アズールのこと好きだから。ずっと一緒に居たい」という告白は、幼馴染みでならずっと一緒に居られる、とアズに解釈された。
その後、ちょっと告白としてはなっちゃいなかったような気がして、やり直そうとする二人。

でも、そのたびに「大丈夫です。わかっています。僕らはずっと一緒ですよ」とアズに笑顔で言われる。
「本当にわかってる?」
「わかってますよ」
(幼馴染みですもんね)
フロイドはひっかかりを覚える。
でも、ジェイドは舞い上がっていてわからない。
フロイドもはっきりとはわからない。

二つ目のすれ違いがここ。
「大事にします、アズール」
「俺だって大事にするよ」
二人はここでアズに告白してそれが受け入れてもらえたと思った。
でも、アズは幼馴染みだから大事にして貰えるのだと思う。
なので、その後、アズが「幼馴染みですから」と言うのを照れ隠しだと思い込む。

で、その後、アズは寮長になる。
それが、双子の存在の比重を重い物にした。
二人がいなくては、やっていけない、とアズはわかってしまった。
だから、二人が離れていくことがよりこわくなった。
(でも、幼馴染みでいれば一緒に居てくれる)
幼馴染みでいれば大事にしてもらえる約束だ、と。

で、付き合っていると思い込んでいる二人は当然、週末になればえっちしたいし、イチャイチャしたい。
イチャイチャは幼馴染みだから、と思えても、身体を求められることまで幼馴染みだから、とは、さすがのアズも思わない。
でも、『幼馴染み』でいれば『大事』にしてもらえる。

『ずっと』『一緒』にいられる────自分が抱かれることはその代価なのだ、とアズは理解した。
間違っているけど、誰も間違いを指摘しない。
たぶん抱いている間には好きだの愛しているだの言うんだけど、そんなのは抱いている間のリップサービスだって思うアズ。
誰も気付かないまま勘違いは広がる

で、リドル♀やカリム♀と話していて、陸での恋人事情なんかも知るようになってくる。
と、二人が幼馴染みだからおかしくないって言ってたことがおかしいってことを知る。
リドルもカリムもアズが双子とつきあっていると思ってるのでそういう話をした。
アズは騙されてた自分の滑稽さに泣きたくなる

二人を面白がらせ続けるために頑張って、それを維持するために身体をさしだして、でも、二人はずっと自分を騙しててきっと影で笑っていたんだろう、と。
それでも二人と一緒に居たい自分が情けなくて、惨めで、弱くて────全部消してしまえればいいのに、と思いながら、それもできない。

アズの初恋は、奇妙に捻れて成就してしまった。
いつかくる別れを予感しながらも、それでも、二人がくれる優しさやぬくもりを手放せないと思ってしまう。

フロは何かがおかしいと思っている。できるだけ言葉を惜しまないけど、届いた気がしなくて、そのじれったさに腹をたててケンカになったりする

ジェイドも、さすがに最近はおかしいと思いはじめた。
以前よりずっとアズが言い返さなくなったこと、傷ついた顔を多く見るようになったこと…………そのたびにフロに指摘されて、反省する。
その都度、謝罪はするし、そのたびにアズはわかったと言うし、気にしないと言ってくれる。

でも、本当は許されていないのでは? と思い、でも、許されていないのだったとすれば、自分はとっくに見限られているな、と思い直す。
今も一緒に居てくれるのだからちゃんと許されている、のだ、と。

そういうあやういバランスの上でのさんこいち。
で、彼らは二年生に進級する。

文字書き(青鯨ひいな)/成人済(20↑)/読むのは何でもな雑食/主食はイドアズ/イデアズも好き/夢もにょたも好きな雑食
ネタ放流アカウントです。いろいろぶん投げていますのでご注意下さい。
マシュマロ marshmallow-qa.com/jf_azul_0224

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  3. 2020/10/06 15:28:49 公開
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