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「#しほマネss #ハロウィン 志穂「...」、@rettiwTdesudeR さんからのスレッド

#しほマネss
#ハロウィン

志穂「吸血鬼になった……」

マネ「へ?」

志穂「ほら見てみろ、牙だ」

マネ「その恰好……ああ、仮装ね」

志穂「うむ、その通りだ。さあジャーマネ、可及的速やかに出すもん出して貰おうか……ほれ、飛んでみろ」

マネ「そんな強盗か不良みたいな要求のされ方をしても……まあいいや、はいどうぞ」

マネージャーはあらかじめ用意していた

クッキーや飴を取り出し、志穂の手の上に乗せた。

志穂「わかればいいんだ……それではさらば」

そう言うと、志穂は闇夜に姿を消した。

マネ「夜に突然家に突撃されて、お菓子だけ持って行かれてしまった……やはり強盗か」

そう、唸るようにして言った後、マネージャーは玄関の戸を閉めた。

そこからしばらくしてからだった。

不意にインターホンが部屋に鳴り響く。
志穂が去ってから既に数時間……一体誰だろう。

扉の向こうから、くぐもってはいるが志穂の声で呼びかけてくる。

志穂「ジャーマネ、中に入れてくれ」

マネ「今度はなに?しかもこんな夜更けに」

そう言い扉を開けると…

そこには、仁王立ちをしながらもいつもとは違う雰囲気をまとった志穂がいた。

志穂「ありがとう、ジャーマネ」

先刻会った時と同じように吸血鬼の恰好をしているが、やけに似合っている……いや、似合い過ぎている。

マネ「えっと志穂?いつもとは様子が違うみたいだけど」

そう聞いたところで、

志穂はマントをはためかせて告げる。

志穂「ジャーマネの血が欲しい」

マネ「え?」

志穂「血をよこせ……体中が欲して止まないんだ」

マネ「何言ってるの……ってまさか」

志穂の口物にはやけに突き出た犬歯。
よく見ると、暗がりでも紅く光る瞳。

そして……玄関横に置いてある小さな鏡には、

志穂の姿など、映し出されてもいなかった。

志穂「痛いのは最初だけらしいからな……安心しろ」

マネ「いやいや!安心できないから!」

俊敏な動きで掴んできた右手を、何とかして引き離す。
あんなに細い腕のどこに力があるのか、掴まれた手首は赤くはれていた。

マネ「つい数時間前までは普通

だったのに、おかしくない!?」

そう言っても自分の声は届いてないのか、ゆらゆらと志穂は動き出しこちらに飛びかかってくる。

マネ「あぶなっ!」

何とか身を躱すが、志穂は追いかけてくる。

そこから部屋中を駆け回り志穂の追撃をかわしていくが、これもいつまで続くのか分からない。

覚悟を決めて反撃に出るしかないのか……そう判断した時だった。

先ほどまで聞こえていたはずの足音が消えている。
後ろを振り返るも誰もいない。

マネ「どこに消えて…」

辺りを見渡そうとした時だった。
薄い霧のようなモヤが、自分の全身を包んだかと思うと、それは志穂の形をとって実体化した。

志穂「案外やれば出来るものだな……ふふふ、コレで逃げられないぞジャーマネ」

マネージャーを押し倒し、圧倒的な腕力で抑え込む志穂。
その瞳が怪しく光を帯びる。

そのまま顔を寄せ、マネージャーの首元へと牙を突き立てた。

マネ「ぐあっ……」

軽い痛み、その後に生気を吸われるような感覚。

志穂「んんっ……ぷはっ」

こんなものだろう、そう言って顔をあげマネージャーの」首に舌を這わす志穂。
ひと舐めすると、そのまま不敵に笑った。

志穂「これからもよろしくな、ジャーマネ」

マネ「えっと何言って…」

そう言う合間に猛烈な眠気がマネージャーを襲い、そのまま眠りこけてしまう。

それから何時間が経過したのか、マネージャーが再び目を覚ますと部屋はいまだに夜の空気を、纏っていた。

一瞬だけ夢と疑うも、首筋に残る小さな噛み傷によって自分が志穂に襲われたのだと知り得た。

マネ「体は何ともない……何時間くらい眠ったんだろう」

志穂「一週間ほど意識が戻らなかったな」

マネ「いつの間に……」

唐突に姿を現した志穂に戸惑いつつも、事情を聴かされる。

志穂「ジャーマネ、吸血鬼化おめでとう……というところだ」

マネ「死んでないからそうなのかと思ったよ」

ため息をつきながら答えるが、昔読んだ本での記憶だったので合っていて安心した。

悟ったかの口調のマネージャーだが、人間(この場合には適切でない表現だが)本当に驚いた時には案外冷静なものらしい。

志穂「まあ、それでだ」

マネ「うん……」

志穂が軽く咳ばらいをし、牙をあらわにしてマネージャーへと歓迎の言葉を送る。

志穂「ようこそ、夜の世界へ」

志穂「ジャーマネ。これから共に未来永劫の時を生きようじゃないか」

マネ「……ああ」

訳もわからずただ頷く。
今のマネージャーには、これくらいしかできなかった。

それから二人に、恐ろしい未来が待っているとも知らずに……。

志穂「という夢を見たんだ」

マネ「え、夢なの?」

志穂「うん」

マネ「うんって可愛な、誤魔化さないで……え、なに、本当にそれだけ?」

志穂「ああ、トリックオアトリート。お菓子に不満だから悪戯した」

マネ「それにしてはやけに……いやなんでもない」

レッド!という者です。その辺にいるただの物書き。 アイコンはまっちゃんさんに、背景はチモシーさんに描いてもらいました!《同人サークル:外角の傘⛱》『団体:SpiritDream』所属!SpiritDreamの副団長!【あんハピ♪広報部No.156】ごちかわファミリー107 ↓ #レッドのゲーム部屋

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  3. 2020/10/31 22:58:03 公開
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