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「昨今よく見る鱗滝さんコラなんで...」、@sow_LIBRA11 さんからのスレッド

昨今よく見る鱗滝さんコラなんですが、鱗滝さんのシーンですごく好きなのが、全ての修行を終えた炭治郎に、飯を食わせてやるシーンなんですな。山奥の小屋ではなかなか手に入らない材料で、ごちそうをこさえてやって、「美味いか?」「はい」「もっと食え」とよそってやるあのシーン。

昨今よく見る鱗滝さんコラなんですが、鱗滝さんのシーンですごく好きなのが、全ての修行を終えた炭治郎に...

全ての修行を終えたということは、炭治郎は、「十三人の弟子」が帰ってこなかった、最終選別に向かうということなわけですよ。だから鱗滝さんは、少しでも無事に帰れるように、少しでも「持たせよう」としているんですよ。美味いもの食わせて、しっかり休ませて、最善の状態にしてやろうとしている。

できることなら代わってやりたい、死なねばならぬと言うなら自分が死んでやりたい、でもこれは炭治郎が越えなければならない試練で、誰あろう彼自身が選んだ道。だからこそ、少しでもと「これも持っていけ」「あれも持っていけ」とやっているんですよ、すごい親心のシーンなんです。

コラ画像のネタに使われる「判断が遅い」のシーンも、あれも弟子たちを思っての行為なんですよ。実践なら、悩んでいる間に、ビンタではなく自分の首が切り落とされている。

その上、炭治郎は「鬼になった妹を人間に戻す」という、誰もなし得なかった困難に移動もうとしている。もしそれができなかったときは、妹が人を食ってしまったら、「妹を殺し、自分も死ね」と告げる。それくらい苦難の道だと、はっきり告げるわけですよ。

でもそこにさらに続きがあり、柱合会議にて、「禰豆子が人を食ったなら、禰豆子は殺します。炭治郎は腹を切ります。そして私も切腹します、あと冨岡も」と宣誓するわけですよ。

鱗滝さん、誰よりも炭治郎に厳しいんですよ。でも絶対、炭治郎の味方なんです。師匠という名の父親なんですよ。大切な我が子だから、厳しく鍛える。だが大切な我が子だから、一人で罪を背負わせない。お前を一人では死なせないと。

悲しいかな、そんな鱗滝さんに育てられたからこそ、鱗滝さんを侮辱され冷静さを欠き、錆兎や真菰は死んでしまうのですが、死してなお彼らは炭治郎を導くのですよ。それも、「同じ鱗滝さんの弟子」だから、すなわち末の弟なんですよ、あの二人からしたら炭治郎は。

「血は水よりも濃し」といいますが、「水の呼吸」の一門たちの、「血にも勝るとも劣らぬ」濃い絆が、家族を失った炭治郎に、もう一つの「家族」の力を与えてくれたわけですよ。あの修行シーン、ただの修行回ではなく、そういう「つながり」が描かれていたわけです。

修行編の最後のね、鬼殺隊の剣士として旅立つ炭治郎に、「待て」と言って、襟をなおしてやるシーンとかね、もう完全に父ちゃんなんです。我が子の旅立ちに、少しでも、少しでも自分のできることをしてやりたいという、親心のシーンなんですよ。だからもう、泣ける。

だから「鬼滅」ヒットを特集した「バンキシャ」で、ナレーションが鱗滝さん役の大塚芳忠さんだったもんで、「まるで弟子の自慢をする鱗滝さんみたいw」と感想が溢れたのも、そういう背景があったからだと思うんですな。

あとふと気付いたんですが、「最終選別」の手鬼、CVが子安武人さんで、「なんて贅沢な使い方!?」驚かれましたが、その手鬼の人間だった幼少時代のCVは豊崎愛生さんなんですね。ホント贅沢なキャスティングよねぇw

ライトノべル作家のはしくれです。「戦うパン屋と機械じかけの看板娘」(HJ文庫)全10巻。「桃瀬さん家の百鬼目録」(電撃文庫)。「剣と魔法の税金対策」(ガガガ文庫)1/18発売。「新選組チューボー録」矢立文庫にて連載中。
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  2. SOW@新作出すよ
  3. 2020/11/18 07:07:28 公開
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