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「夫婦別姓が話題爆発のTwitter。「...」、@jiro6663 さんからのスレッド

夫婦別姓が話題爆発のTwitter。「この少子化の世に夫婦同姓しか選択肢がなかったから家名を継げずに名字の数がどんどん減っていくのに保守が反対しているのはなぜ?」という話が出ておりますが、実際にいま保守派が守りたいのは「家」より「女性は男性の姓になる」というジェンダー役割だと思われます

歴史的経緯としては日本で家の存続がガチで大事だった時代は婿取りが盛んに行われており、男性も普通に改姓していました。それが男性は改姓しない・女性が改姓するとなったのは家の存続が(生存に関わるような)一大事ではなくなってから。今の結婚改姓のありようはわりと新しいジェンダー役割なんです。

まあ、なので結婚改姓や夫婦別姓はわりとジェンダー役割をめぐる問題であり、「家の存続」とか「苗字という伝統」という視点から見てると保守の人々のいってることがよくわからなくなると思います。

「現行の制度でも男性が改姓することは可能なんだから問題ない」という意見もあるのですが、現在96%のカップルは女性が改姓しています。これは夫婦同姓しか許されない制度が実質的には女性に改姓を強いる制度として機能しているわけですが、この歪な現象は実は日本だけでなく世界各国で起こりました→

そのため「夫婦同姓しか認めない制度は女性に不利益が大きすぎる」と、1970s前後から世界中で別姓結婚の制度が整備され始め、その結果、現在では「夫婦同氏制を採用している国は我が国以外にない」と法務省も認めるまでになっています(2018)。つまり世界で日本だけなんです。別姓結婚ができない国。

個人的には「世界で日本だけ」ということが非常に面白いなと思っており、日本の結婚観やジェンダー観には、単に「遅れてる/進んでいる」という一元的な物差しでは測れない特異性があるなと思うのですが。よく話題になるジェンダーギャップ指数のような単純な指標には現れない妙な迫力を感じます

僕もこの問題に関しては別に昔から関心を持っていたわけではなく、自分が結婚改姓してみたらてんやわんやになって「なんだこれ!?」となってからなので、まだまだ分からないことだらけなのですが。歴史的経緯やら法制度やら、広がりも奥行きもありすぎて、問題の構造を掴むのに悪戦苦闘しております。

あ、宣伝しなきゃ。そういうことで結婚改姓と夫婦別姓を考える連載の最終回はこちら。選択的夫婦別姓訴訟を戦うサイボウズ青野社長にインタビューして、あれこれ考える回です。現代の我々にとって結婚とは何か、姓を選ぶとはどういうことかを考えます。

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あ、さらに。まだ詰めきっていないので発表するほどの段階ではないのですが、なんとかこの連載を「次」の展開に繋げないかと画策中です。詳報はまた後ほど。

よく知らない街でとくに予定がない。 ◇連載:雑誌『The21』ur0.work/RnVj ◇中井治郎『観光は滅びない 99.9%減からの復活が京都から始まる』amzn.to/3iE63r2 ◇お仕事はDMまで ◇ 質問箱:peing.net/jiro6663

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  3. 2020/11/19 12:24:29 公開
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