「女も働けとか、男も家事をしろっ...」、@satetu4401 さんからのスレッド
女も働けとか、男も家事をしろって言う流れって、究極的には「自分と同じ事をやれる人間しか認められない」という人間的に終わってる状態なので、短期的には上手く行っても中長期的には必ず破綻するんですよ
人間の成長速度って一定じゃないんで、例えばですよ、22歳の時にお互い年収300万円で、家事も同じくらいできるとしても、それが永遠に続く訳じゃないじゃん
どっちの年収が伸びても上手く行きませんよ、これは別に共働きに限った事ではなく
今までも「自分と同じだけできる人間としか上手くやれない」という特性を持ってた夫婦は、片働きだと、夫が出世した場合、それに合わせて妻の家事がグレードアップして来ないと浮気とか離婚になっていたわけです
それは当時の文化では不可視だったけど、今それが可視化されつつあるわけですね
人間は平等ではないので、出来る人間と、出来ない人間が居て、まあ出来る人間は常に物理的に損をしてるわけですよ
そこを礼儀作法とか尊敬とかで埋めることで上手くやるのが人間の知恵なわけですね
その為には「自分の働きと相手の働きを正当に評価して、その差を適切に態度で埋めていく」という繊細なコミュニケーション能力が求められる。それがきちんとできる人間は人間関係を上手く続けられるわけ
逆に金を稼ぐ以外は仕事じゃないとか、専業主婦は年収1000万とか言うアホは、その能力が無いわけ
男が本当に努力すべき事は家事ではないし、女が本当に努力すべき事は金を稼ぐ事じゃない。
本当にやるべき努力は「自分の価値と他人の価値をきちんと客観的に把握し、その差を相手にとって適切な方法で埋める能力」なんです
自分を盛り過ぎたら顰蹙を買うし、相手を軽く見過ぎたら不満が溜まる、一方で自分を低く評価したら侮られるし、相手を重く見過ぎても調子に乗られる
人間関係の上手い人間ってのは、自分を盛り過ぎず低くしずぎず、相手を軽くも重くも見ない、適量ってのが分かってるわけです
その上で、相手がどうやって差を埋められたがっているのかも判断している、尊敬されたいのか、自由にさせて欲しいのか、それとも甘やかされたいのか、あるいは嫌な事を回避したいのか、どういう特典なら効率よく喜ばせられるか考えてやってるわけね
そういう適切なコミュニケーション能力と立ち回りが身についている人間は、能力に差があったり、集団への貢献度に差がある人間同士でも、上手くやれるわけです
これが出来ない人間は、もう部長社長といった「役職」や男女の「性別」や自他の「所属組織」に依存して、定型コミュを取ろうとしてしくじる
「自分は『学歴』があるから賢い」
「自分は『大企業』の『高い地位』だから偉い」
という自分へのテキトーな評価
「相手は『男』だからセックスしたいはずだ」
「相手は『女』だから宝石を欲しがるだろう」
といった他人へのテキトーな評価
人間社会への理解の低さと言い換えても良い
ゲームで例えるなら、初心者が「このキャラ剣持ってるし頑丈だから前に出ればええやろ」程度の理解でプレイしてるようなもんですね
それで対面が「隣り合った相手の守備力を奪うキャラ」とか「物理カウンター持ち」とか居たら即死するわけよ
できる奴はゲームをプレイしていくうちに何度か即死させられて徐々に「ああ、剣持ってるし頑丈だからって常に前に出ちゃいけないんだな、このゲームそんな単純じゃないな」って分かるんだけど
かなりの人間は一生それが分かんなくて、一生ブッ殺され続けて「なんで!?」ってなるわけ
これは現実社会の人対人のコミュニケーションにおいてもそうで、何度失敗しても理解が浅いまま失敗し続ける人間って結構いるんですよ
それは何でかっつーと、概念の欠如、教育の欠陥があるからです。守備力って概念があって初めて「吸い取られてるのでは?」という推測が生まれるのよね
でもゲームキャラを「頑丈そうな鎧を着ている」と「剣を持っている」だけで理解している場合、100万回プレイしても守備力を吸い取られるという現象に到達できない
人と人のコミュニケーションでも、そういった決定的な概念の欠如から、人間を地位とか属性でしか見れない人間がかなり存在しているわけ
そして人間を地位と属性でしか見れない、コミュニケーション能力に欠ける人間は、最終的に「地位と属性で人を差別する」か「地位と属性で差別をしてはいけない」という両極端に行くしかない
さっきのゲームで例えるなら「剣と鎧でキャラを判断する」か「剣と鎧を無視するか」意味無いでしょそんなの?
本当に重要なのは剣でも鎧でもなく「守備力」という概念を理解すること、そこまで行って初めて「敵が守備力を吸い取っているから負ける」ことが分かり
最後は「敵の守備力を吸い取る技は10秒に1回しか打てないし3秒しか続かないから、空振りを狙いつつ、当たったら逃げる」という正解に辿り着く
守備力という概念を理解し、相手のスキルを理解し、それに対して適切な対策を練ることで初めてゲームをまともにプレイしてると言えるわけです
脳死で差別を濫用する人間と反差別は同類で、どちらも「ゲームの理解が浅い連中がオカルトに頼って適当なプレイをしている」だけだ
差別に頼りきりの人間は「剣と鎧を身に着けたキャラは前に出れば大体勝てる!」と主張してるし、反差別的な人間は「剣と鎧を身に着けてるキャラもたまに負けるだろ!」と反論してる
どっちもゲームの基本ルールすら理解してないクソザコ初心者だし、その先になにもないだろ。こうはなるなよ
ルールをしっかり理解した上で戦略的にプレイして初めてプレイヤーとしての成長があるわけよ
それは現実の人間関係においてもそうで、女も働けば、男も家事をすれば「たぶん何とかなるだろう」というオカルトプレイをしてる限り永遠に成長しないし、中長期的にはどっかで詰まってしまうわけです
前時代の、男は働いて女は家事をするのが破綻したのも、それが「オカルトに頼ったプレイ」だったからであって、古いとか、この方法がダメだとかじゃないんですよ
ゲームルールを真面目に理解しようとせず、他人のプレイを脳死で真似してたら、そら失敗して当然でしょ