「クリプトの税制改正(分離課税)に...」、@YuzoKano さんからのスレッド
クリプトの税制改正(分離課税)については各業界団体がずっと頑張ってます。私はJADAを立ち上げた2014年からやってます。
お金の問題もありますが、ロビー活動はそんな単純なものではないというのをご理解頂ければと。
また、クリプトとクリプトの交換が税金がかからないようにするには、
大幅な徴税の概念の変更が必要です。
今の日本の税金は、モノとモノを交換した時に利益を認識する概念です。
それは金銭に限りません。海外旅行のために米ドルの現金を買って海外でモノを買っても、レートが安ければ本来であれば納税が発生します。
その部分が利益認定されるからです。
もちろん、米ドルを100円で買って、120円で売ったら納税です。
モノの場合は、その時の時価を合理的に算出して計算します。
なのでクリプトとクリプトの交換はその瞬間に課税の計算が発生します。
クリプトのみならず、海外通貨も同じです。米ドルから、ユーロに変換しても、その時点で課税の
計算をしないといけません。
なので、クリプトからFIATに交換した時のみ課税認定させろと言うのは、国内の他の資産も含めて大幅な税制改正が必要で、相当ハードルが高いです。
分離課税にすることでさえ、可能性は相当低いのですが、業界団体はあの手この手で頑張っています。
私は、過去に2つの税制改正に尽力し、達成することができました。
・仮想通貨の消費税の廃止
・現物の時価会計
これは大きな成果だと思っています。
今でも多くの税理士、会計士、弁護士が集まって税についてなんとかしようとしているのをご理解ください。
そして、まずは税制に関する各種法律や、その民主的な変更プロセスがどのようになっているのかを確認していただければと思います。