「なるほど 「中国深センのハードウ...」、@Ton_beri さんからのスレッド
なるほど
「中国深センのハードウェア製造現場」
では、そういう考え方で製造をしてるんですね。
業界が違うと、ずいぶん考え方が違いますね。
こと、航空宇宙防衛分野においては、個々の機器には、極めて高い信頼性が求められます。
当然です。例えば
炎天下の滑走路、
極寒の北海道の山の上、
梅雨時期の極度の湿潤環境、
冬季の砂埃ばかりの屋外
「そういう環境なら、飛行できなくても/戦争できなくてもいいよね」とはならないので。
逆に、
「屋内環境で動作してればいい」
「壊れても、代替品提供や返品、無視で済む」
「信頼性より価格競争力が大事」
って業界において、信頼性より価格競争力を重視する、ってのはアリだと思います。
それを産業全体に拡大すると、主語がデカいって言われると思いますが。
「日本人は」ではなく、産業構造の違いですね。
例えば民生品では、半導体の製造装置が、そういう信頼性では困りますよね。信頼性がなく、ラインが頻繁に止まるようだと困りますし。
他にも、信頼性のない(故障の多い)車があったとして、それは市場競争力のないものになります。
一方で、
信頼性確保のために、モバイルバッテリーの価格が、一個千円単位で上昇するのは容認できない。だから試験と信頼性をオミットして、価格を下げるというのはアリですね。
1000個に1個の不良なら、初期不良で代替品を渡せばOK。
(買い手に初期故障除去試験をやらせるんだよ)
防衛もさ、同じようにやろうよ。
暑い所、寒い所で戦争したくないじゃん。
夜も嫌でしょ? 寝る時間だよ。
そんな時間の作動は保証しなくていいんだよ。
無線が通じない?
雨が降ったらお休みなの。
雨の中で無線機を使う方が悪い!
「明日晴れて、気分が乗ったら修理に行きます!」
素晴らしい!
機上無線が通じなくて、死にかけた?
災難だったね。
壊れたの送ってくれたら、代わりを送るからそれつけて。次は動くんじゃない? 知らんけど。
15年前のレーダの修理?
修理部品ありません、技術者が残ってないです。
随契でよくても、工数監査が面倒いので。
明後日来て、どうぞ。
素晴らしい!
「売りっぱなし」で済ませたい
楽。最高
何故セミアクティブのミサイルが如く、出荷した製品を使い終わるまで面倒見ないといけないんだ、あほらしい!
売って、利益が出て、はいおしまい!
すごい! いい!
「長期の保守可能なこと」なんて仕様にかくんじゃないばかちんこ
ちなみに、マジな話
「信頼性試験不要。安くあげろ」
という要求は、防衛でも存在する。マジで。
これの何がクソかというと
「設計で保障汁。壊れたら開発会社の責任」
とセットなところ。くそだろ。
見積もりは叩くけど、品質は確保だとさ。
性能と価格が見合ってる中国の方がまだマシまである。
信頼性試験とかエージング
そういう「文系経営者が理解できそうにない」工程なんて、速攻で削りに来るに決まってるじゃないか。
30年も不況で「コスト削減・リストラは正義」って言い続けている日本人だぞ。
「完璧な設計にすれば不要。出来ないのはエンジニアの技量が低いのが悪い」だぞ。ははっ