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「研修期間の子の特性を見る基準を...」、@SCA_DI さんからのスレッド

研修期間の子の特性を見る基準を、言葉にして説明しててやっと分かったのだけど。

まず「仕事が出来るかを第一基準としない」「ミスの多さで判断しない」。

一番注目すべきは「他責思考の言葉の多さ」「極端に責任を他になすりつける人」。

だと悟った。

どうしても上司は「仕事が出来る」事で新人を見がちなんだけど、「仕事が出来ない」という判断が曲者で、実は自分のやり方の範囲でしか見れてないという部分がある。だから実際はある分野ややり方においては自分より有能な場合があり、それを自分が理解出来ないから「仕事が出来ない」という判断しがち

たしかに新人さんは若いし発言が少しアホっぽい子とか多いのだけど、その雰囲気からすべての提案を「素人考え」「使えない」と却下する事例は結構多くて、その案そのものがボクまで上がってこないで消されている事が多々ある。
新人さんの評価を聞くと「言われた事出来ないのにいらない事ばかりする」

若い子の提案が使えるか使えないか吟味するのも上司の仕事で、それに対して「いらない事」で済ませるのは怠慢なんだけど、やはり自分が仕事が出来ると思っているので、こういう態度をしがちなのですよね。

「ミス連発」なのですが、緊張やらなんやらで負のスパイラルって誰にでも起きる事で、ミスをして取り返さなきゃという想いで焦ってミスをして、さらに焦ってミスをして、自己嫌悪に陥って自らの能力に制限をかけてしまう。
そんな事もあるので、ミス連発そのものはあまりとがめてはいけないと思う。

そして一番重要なのが。

「他責思考の言葉の多さ」

もちろん誰だってミスに対して少しは自分以外の原因にしたがるのだけど、ほぼ100%が外的要因であるかの様な発言をする子がいて、これは本当にまずい。
仕事が出来たとしてもこういう人は要注意。

「他責思考」の一番の問題点というのは精神論みたいなものではなくて非常に明確なもので。

「他責思考」はトラブルやミスの原因をうやむやにして明確化しないので、個人のみならず組織全体が失敗から学ぶ事が出来なくなる。

失敗は見方によっては「良いデーター」なんですよ。失敗は大事にするべき

マシュー・サイドの『失敗の科学』で良く説明されているのだけど、時には製品開発では「最良な試作を作る」事よりも「ありえない試作を作りまくり失敗のデーターを集める」事の方が良い結果を出したりするのですよ。

この方法論は進化論に近いんだけど、最良って案外ランダム性だったりするのよ。

なので、最良だと思われていたシステムが、気が付いたら時代遅れになっており、まったく使い物にならないのに上司は「これで十年間やってきたんだから間違い無い」とか考えがちなの。

だけど、時代性って環境変化だから、システムもいつでもトライ&エラー繰り返さないと、社会に淘汰されてしまうのね

「失敗は大事」。たぶん日本社会でもっとも軽視されている考えだけど、失敗から学ぶ事ほど有益な手段はないと思うのですね。

これは持論なのですが「失敗から多くを学べるが、成功から学ぶ事は少ない」と思ってます。

実は成功の方が「原因⇒結果」の因果が分かりづらいのですよ。成功は極論「偶然的成功が社会的なシステムの特性で連鎖している」に過ぎず、一度この連鎖が止まると難易度は格段にあがる。

だから組織だろうと個人だろうと「成功」に目を奪われるのは危険だと思ったりしてます。

逆に「失敗」というのは、「原因⇒結果」の因果が分かりやすい。分析もしやすいのですね。
「何故成功したのだろう」はその本質を捕まえるのは厄介だけど「何故失敗したか」は誠実に失敗に向き合えばある程度特定が可能なのですよ。

ここで「他責思考」の話に戻ると、

失敗の原因はかならず当事者が関係している。これは動かせない。
問題はどの程度、自分に関わるミスであるのか、自分の能力的問題であるのか、を分析した後に「外的要因」の分析をはじめるべきで。

初手から「外的要因」に言及していたら失敗は教訓にならない。

というのは「外的要因」はそもそも自分の力ではどうにも出来ないものが多く、それに責任を押しつけたところで、次回同じ事が起きた時に対処が出来ない。

他責思考は基本的に自分で変えられる部分を放棄してしまう行為でもあるわけです。

逆に新人さんに多かったりするミス連発による混乱は、自責思考がフル回転している状態なんで、これは精神的に上司が緩和させてあげる事が出来たら、良い方向になる事もある。

ミスや失敗よりも、その後の反応こそが大事だと思ったりしてます。

あと、これが厄介なのだけど、

現代日本社会ではどうやら「他責思考型」人間の方が得をするみたいなのね。
学校やら会社やらでも、どれだけ「自分が悪くないか」をアピール出来るかで評価が決まったりする。

残念ながらベンチャー企業の経営者とか「他責思考型」を好む人も多い。

これは「株を損切り出来ない心理」と同じで、経営者からすると賃金というコストを払っているわけで、その社員に原因がある事よりも、その社員に原因がない事の方が印象が良くなるのですよ。

だから、とりあえず言い訳が上手い人は経営者から好かれるという、なんだかなぁという部分はあったりします。

なので「失敗から学ぶ人」というのは正しい存在でありながら、社会的にはそれほど歓迎されないというのはあったりします。

なんですけど、社会全体が他責思考になったら、まぁ最終的にはこの国は滅びますよね。ってな感じです。

おはり。

片腕に五本の指を持つ男。
                  思索twitter.com/scadithink

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  2. SCA自(すかぢ)
  3. 2021/02/26 10:46:18 公開
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