シェア

「ヴェネツィアで泣きそうになった...」、@moriizumii さんからのスレッド

ヴェネツィアで泣きそうになったことがあって。観光地からずっと離れたところに広場があって、子供たちはぎゃーぎゃー言いながら走りまわってボールで遊んでいて、老人たちはベンチでおしゃべりをし、広場に面したカフェで若者たちが昼からワインを飲んでいるの。「これが生活だろう」って思った。

なんか「生きることは苦しいものだ」みたいな前提から抜け出せずにいる気がする。日本人は。

自分が勝手に思っていればいいよ、せめて。でも生活を喜んでいる人がいると「ベンチを取り払え」「ぎゃーぎゃー騒ぐな」みたく止めに入るの、ほんとうに害だと思う。

人の幸せに寛容であろうよ。

そのときのこと、ちょっとだけマンガに描いてます。

そのときのこと、ちょっとだけマンガに描いてます。

単行本『セリー』収録の「あの日あなたと(ヴェネツィア2016)」。『セリー』は増刷未定で在庫切れですが、電子はありますので、よろしかったら。
kadokawa.co.jp/product/321806…

いろんな反論が来るので整理すると
「日本にもあるだろ」→よかったですね
「でもイタリアの経済はゴミだ」→日本もすばらしい経済とは言えないけどね。だったら喜びのある生活がいいな。というかですね、経済的豊かさではない豊かさのある暮らしっていいですよねって話なんです

「そんな騒音が自宅近くにあったらと想像できないのか」→間違いなくその広場はあなたが生まれるまえからありますね。生まれたときから公園があったら、あなたでもその公園が「生活」の一部になると思いますよ。町というのはひとりの人間のスパンではジャッジできない存在だろうと思っています

あ、そうだ、こちらもどうぞ。ヴェネツィアを舞台にした短篇、無料で試し読みできます。最新刊です。

爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇 | 森泉岳土 | 【試し読みあり】

【試し読みあり】「爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇」の公式コミックス情報をチェック! 独特な手法で描く注目作家の最新短篇集! 「墨と水と主に爪楊枝」唯一無二の手法で漫画を描く注目作家、森泉岳土。幻想的で不可思議な愛の世界──ビ…

comics.shogakukan.co.jp

あとリプライでけっこう多いのが「日本を貶めるな」という立場の人たちからの「嘲笑」ですね。「日本の良いところを見ろ」「ちょっと海外行っただけのくせに」みたいの。なんだかなあ。

(MORIIZUMI Takehito)
水で描き、そこに墨を落とし、細かいところは爪楊枝を使ってマンガを描く。最新刊は『爪のようなもの・最後のフェリー その他の短篇』、ほかコミカライズ『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』、SF×読書『セリー』など。

  1. トップ
  2. 森泉岳土
  3. 2021/04/05 00:10:09 公開
シェア

「すまとめ」はTwitterの長文スレッド(長文スレ)・連続ツイート(連ツイ)を1つの記事にキレイにまとめるサービスです。長文スレの最後に、「@matomesu まとめて」とコメントを付けるだけで、まとめ記事がこのように作成されます。

おすすめスレ