「フーコーが児童を買春したという...」、@okisayaka さんからのスレッド
フーコーが児童を買春したという噂について、ファクトチェックを行った上で否定し、フーコーの過去の運動と思想について解説する記事をフーコー研究プロジェクトの関連で教えて頂きました。

Les messes noires de Michel Foucault, le bullshit de Guy Sorman -
« Je confesse l'avoir vu s'acheter des petits garçons en Tunisie (…) Il leur donnait rendez-vous au cimetière de Sidi Bou Saïd, au clair de lune, et les violait allongés sur des tombes. » « Il leur...
lundi.am記事によると、フーコーが児童を買春したというGuy Sormanの証言は信憑性が疑われている。Sormanは「保守革命」の支持者でレーガン、サッチャーとピノチェトの擁護とネオリベラリズムの擁護で知られる。彼は保守革命の障害である68年の遺産を叩き潰したいと願っている。
Jeune Afrique誌などがファクトチェックに動いた。現地(Sidi Bou Saïd村)の人々によると、問題となった行為の舞台である墓地は性的な行為が行われるにはあまりにも聖なる地である。フーコーがよく会っていたとされる少年達も8−9歳ではなく、17−18歳であるという
フーコーの児童買春を記事にしたSunday Timesには更に、あからさまな間違いがあるという。Sormanは出来事が起きたのを1969年としているが、フーコーは1968年にフランスに戻っている。また、フーコーは1977年1月のGabriel Matzneffによる嘆願書には署名していないのに、署名したかのように書かれている
フーコーが署名したのは1977年5月23日のLettre ouverteである。この書面は確かに子どもの性的同意を認めることを要求しているが、目的は法的な同性愛と異性愛の不平等を減らすことだった。当時、18歳未満の少年と成人男性の性行為が投獄をもたらす重罪であったdolto.fr/fd-code-penal-…
記事の後半はフーコーの関心についてであり、知っている人は知っている内容。セクシュアリティが危険なものとみなされていくことへの懸念や、「異常者」に対する彼の関心について。
ついでに、Jeune Afrique誌のファクトチェック記事も。 Sidi Bou Saïd村で聞き取りをしている。
Tunisie : « Michel Foucault n’était pas pédophile, mais il était séduit par les jeunes éphèbes » –...
Le philosophe français s'est-il livré à des actes pédophiles durant sa période tunisienne ? C'est en tout cas ce que rapporte l'essayiste Guy Sorman. JA a interrogé des témoins de l'époque. – Jeune...
jeuneafrique.com「フーコーは小児性愛者ではないが、18−20歳の青年に魅了されていた」という内容。
私も彼は子どもを狙うタイプにはまるで思えなかったので、例の噂については奇妙だと思っていた。