「禁酒法はマジで治安悪化するから...」、@satetu4401 さんからのスレッド
禁酒法はマジで治安悪化するから良くないんだよな、なんで悪化するか順序を説明するわ。
まず真っ当な店が潰れる、そしてしばらくは反骨心のあるオーナーによって経営される酒場が残るが、これも検挙や世間体で潰れて表通りに酒を提供する店がなくなる
すると地下に反社会的組織が経営する酒場ができる。ここまでは皆のご存知の通りだが、続きがある、世界はここで終わらない
禁酒法が終わったあと「警察立入禁止の会員制酒場」が大量に残った。酒場のオーナーや酒場で働いてる人間からすれば、困った時に守ってくれたのは警察=国ではなくマフィア達だったのだから、たとえ合法に戻ったとはいえ当時の恨みは忘れていない。酒場の多くは国に戻ってこなかった
警察や国と縁を切ってマフィアについた酒場は、麻薬や非合法な取引が行われたり、街の犯罪者の根城になってしまった
向こうの映画とかゲームで酒場がメチャクチャ治安悪い感じで表現されるのはそういう事情だ。禁酒法のせいで酒場はその手の人間が経営するものだという文化が形成されてしまった
「一度法律を作ってダメだったから戻しました」これで世界が元通りになるかというと、元には戻らないんだわ
人間ってのは学習するし備える生き物だ、二度目の禁酒法に備えて国と距離を取ってマフィアと手を組み続けるのは人間として当然の行動で、そのせいでアメリカは麻薬戦争に突入してしまった
酒場のオーナーだってマフィアから「次の禁酒法が来ても守ってやるから店内で麻薬の取引をさせてくれ」と言われたら飲むさ
禁酒法が一度もない国の酒場は「マフィアと組む気はない」で突っぱねるだろうが、一度禁酒法をやった国では答えが変わってくる
権力を軽々しく使うべきじゃないってことだ
アメリカ禁酒法で深い傷を負い、100年経った今も完全には回復しきれていない、にもかかわらず連中は二度目の禁酒法をやって外食産業や観光産業を根こそぎ反社会勢力にくれてやろうと大バカをやってる。日本は後追いすべきでない、Gotoやっとけ