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「竜の卵が高く売れるよ!って聞い...」、@yyyy1uyyyy さんからのスレッド

竜の卵が高く売れるよ!って聞いた受ちゃんが卵を植え付けて貰うのも良いな!尻穴を犠牲に膨らんだ腹を抱えて「卵を売り払えば隙間風にノミダニだらけの寝床からおさらば!毎日パンが食べれる…」とウットリする受ちゃんであったが、そもそも少子化に悩む竜社会で抱卵出来る人間が見逃されるはずもなく

いつものように町人から投げられる石を躱しつつ橋の下の窪みの僅かな隙間に詰めた布切れの間に身を滑り込ませる。あの竜は本来なら一晩で卵は生まれると言ったが、骨が浮いた我が身ではどれくらいかかるだろうか?痩せた娼婦が丸々とした赤子を抱えているのを見た、きっと卵もあの赤子のように

母親の栄養を吸い尽くして玉のように丸々と肥え太った雛を抱えるのだろう。スリや万引きで食い扶持を稼いでいたが先日強かに脚を棒で殴られてしまい満足に走れもしなくなった。町人は「悪いことをしたバチだ」と嘲笑ったが、俺はそれ以外に生きる術を知らない。

無事に卵が手に入ればしばらくは飯に困らないし、卵が上手く手に入らないならば死ぬだけだ。最後に掻っ払った乾いて萎びたベーコンを食みながらそっと目を閉じる。高く売れる卵とやらは宝石で出来ているのだろうか?金持ちの指に付いているピカピカした奴が尻から出てくるのは痛そうで嫌だ

街中で先日まで共に暖を取り合った子犬が子供に首に飾り紐をつけられコロコロと肥え太り尾を振っているのが見てる。やはり人も犬も飢えや渇きと無縁なのが良い。痩せた肋を擦って温めてやった子犬が此方を一瞥もしない事を笑いながら1人手足を擦り合わせながら目を閉じた

愚かな男であった。誰に唆されたのか「竜の卵は高く売れる」と聞いてわざわざやってきたのを馬鹿にしながら抱いてやったのだった。年々卵が少なくなる我らだったのでただの骨折り損にしかならないだろうが、そもそも言葉通りにこの男は片足が折れていたし酷く痩せていた。礼を言いながら去る男が

酷く気になり、後を追えば笑いながら石を投げる人間達に驚き「反対の足も折ってやろうか!」と棒を振り回す大男を誰も止めようとはしない。ひょこひょこと折れた脚を庇いながら薄汚れた橋の下に潜り込むのを見つめる。腹減ったなぁと乾いた呟きが耳に虚しく響く。何やら食事とは呼べないような

乾いた欠片を口にし落ち窪んだ眼窩が街灯が点き始めた街を見つめる。金に目が眩んだ愚か者だと蔑み手酷く犯した自分こそが愚か者だったと後悔した竜はそっと姿を変えた

夕暮れの中で闇に溶けるような真っ黒な竜が飛翔したと街で話題になったが、姿を消した1人の浮浪者の事など誰も気付きはしなかった

…竜の鱗に虫は付かぬが流石にノミダニシラミが付いているモノを寝床に入れたくはない。竜族は誇り高い魔族だが、人間の手先の器用さには敵わず彼らが建てた屋敷で作った調度品を愛でている。真実を伏せて人に紛れて暮らす者達も居れば、人里離れた場所で竜として暮らすものたちもいる。私は後者である

痩せ落ちた男を洋服用の石鹸で洗えば泡が茶とも黒とも言えない色に染まり眉根が寄る。目を覚ましたらしい男は両手で顔を隠したまま大人しく背を丸めていた。何度も水で泡を流しまた洗って泡を流しと繰り返したら薄汚れた髪が実は綺麗な銀色だったと気付く。バスタオルで包んだ体は酷く冷たく、咳をする

男に首を傾げていれば雇っている人の子の下女が「こんな寒空の下でなんて事を!」と左右のお下げをポンポン揺らしながら目を丸くして叫んでいる。そうか、くるりと身を翻して人型に変わると男を抱えて広間に向かう。冷えた暖炉に息を吹きかければたちまち温かな火がぱちぱちと景気良く音を鳴らした

「あ!お頭!洗濯石鹸で髪を洗ったですか?!」下女がバリバリになった髪をタオルで乾かしながら此方を見上げた「ご主人様と呼びなさいとあれほど…汚れが酷かったのでな」「もー!センテにはシャンプーとリンスは買って下すったのに何で洗濯石鹸で洗っちまったです?!」絡まりもつれた髪を櫛で

丁寧にオイルを付けて梳かしていく。男の骨の浮いた膝が暖炉の火でピンク色に染まるくらい長い時間をかけ、ようやくセンテと名乗った下女は櫛を置いた「今更だすがこの方は誰です???」「…まぁ、客人だ」「人嫌いのお頭の????お客様???」

センテの丸っこい目ん玉が此方を見上げてくる。さすがに急に連れてきた男を客と呼ぶのはおかしかっただろうかと唸る竜であったが「やったー!!!!お客様だー!!!!」とセンテは両手を掲げてガッツポーズをしていた。お下げも機嫌よく揺れている「ゲストルームに火を入れるですね!」

「…お頭ひん剥いちまって服がないです?下男の服しかないですだ」服を引き摺りながら持ってきて「はい手をあげるだ、反対もだな、んー、痩せすぎだなお前ぇさん。たんと飯食うだよ」と男に服を着せている。何一つ喋らない男に首を傾げながらセンテはえぐれたような腹を見ながら「まずは粥からだす」

と男の手を引いて食堂へと向かった。
「んんん?毒なんて入ってないだすよ?」椅子に座った男は食い入るようにパン粥を見つめているが手を出す様子はない。ぐるる、と腹は獣のようになっている。センテはしばらく悩んだのちに一匙掬い口元に持って行った。躊躇いがちに口に含んだ男は直後皿に突っ伏し

ずぞぞと音を立てて啜った。唖然としたセンテの前で皿を舐め取った男はその視線に気付いた後すぐに机の下に潜り込んでしまった「…怒ってないですだよー?パンさもあるだよー?」テーブルクロスの下にパンを差し出せばバッと奪い取られる「…ミルクもあるだよー?」ミルク皿もあっという間になくなった

「…お頭、なんだかセンテ、故郷の兄弟さ悪戯っ子思い出すだよ」「…」「だぁれも怒ってないから出てくるだよ、大丈夫、センテが付いてるだ」テーブルクロスの下に潜り込んだセンテが男の手を引いて出てくる「まだ食べれそうか?」コクリと頷いた男に「スープさ作ってやるだ、飲めるか?」

センテお手製のスープを飲んだ男は床で丸まろうとするのを叱られ客室のベッドに連れて行かれていた「お頭、なぁんか変わった客人ですだが、センテは何だか嬉しいだよ」と微笑む下女の頭を撫でてやりながら「よろしく頼むよ」と竜はつぶやいた

翌日、図体はデカイが故郷の弟のように背後を付いて回る男がセンテは可愛くて仕方なかった。パンの食べ方やスープの飲み方から教えてやりながら「よく食べるだよ…なんせ腹に卵抱えてっから…………ん?卵?」卵?と匙を口に含んだまま首を傾げる男の腹を見た。昨日よりは膨らんでいる

魔力の片鱗を感じる、小さいが間違いなく「お頭!!!!!!」バターンと扉を蹴り飛ばし飛び込んで下女を尾で掴む「ご主人様だと何度言えば………後ドアは足でけってはいけない」「そんな事より!卵ですだよお頭!なんでセンテに隠してただ!ありゃあ」お客じゃなくて奥方でねぇか!と捲し立てる

下女に首を傾げる「イースターはまだ先だが…」「そいつぁ卵ちげぇだ!竜の卵ですだよ!」センテを抱えたまま広間に行けば男が暖炉の影に隠れている。しかしセンテの言うように卵の気配がしていた。彼女の料理で栄養を得たため卵が急速に成長したようだった「まさか、卵を抱えるとは…」

「え?お頭…まさか、無理矢理…?」センテの顔が侮蔑に歪む「違う違う!彼が望んだ事だ!」慌てて言い繕うが「え…あの痩せこけた体に無体を…?まさに人でなしとはこの事ですだな…」幼い顔に蔑まれるのに大層ダメージを受けながら竜は男に「今晩にでも卵が出てくるぞ」

「…パンがいくつ買える?」「ん?パン?」「せんてのスープはたくさん飲める?」「???いくらでも作るだが?」「たまごは高く売れるから、せんて、たくさんスープ作ってくれ」センテの眉間に皺が寄り丸い目ん玉が氷魔法よりはるかに冷え込んだ

「お頭…お金で釣ってセンテの弟さに酷いことしただ?」「ち、違う!彼が卵を望んで…」「こぉんな痩せてて腹が減ってたのに卵さ植え付けて飢え死にさせるつもりだが?」「…」「お頭、卵を取り上げたら外さ放り出す気か?」「そんなことはしない!」「なら良かっただ……な、お前さん名前はあるか?」

「………せんて?」「そらオラの名前だ…お前さん名前ないだか?ならセンテがとびっきりの名前つけてやるだよ」「お前さんはオテロだ、裕福なって意味だよ」

「おてろ?」「うんうん、それがお前さんの名前だ……んで、お頭になんて言われたか?」「ん?卵が出来たら高く売れる?って聞いたらあさましいアバズレって」「……………」センテの瞳から光が消えた。竜は顔を逸らしたまま動けない。おてろ、おてろ、と嬉しそうな男だけが場違いに微笑んでいる

「お頭…卵さ産んだらオテロ連れて里に帰らせて貰います」「え?!」「こんな卵のことしか考えてねぇお頭のとこに弟はおいとけねぇ…竜は奥さん大事にするって聞いてたけっども、間違ってたみてぇだし幻滅しただ」「ウッ………」竜に特大ダメージ!竜は倒れた

「…オテロはセンテさと一緒に来るだか?」「ん、おてろも行く」「良い子だなぁ、オテロ。飯たぁんと食って卵ひり出してさっさと出て行こうな」「ん!」倒れ伏している竜の尾を跨って2人は食堂へと消えた

鱈腹食ったオテロからたまごは無事に生まれてきた。オテロは「キラキラしてない」と不思議そうにしていたが竜とセンテから見れば魔力でギラギラと輝いている「せんて、スープ作って、たくさぁん」とおねだりするオテロにセンテは微笑みながらたっぷりとスープを飲ませてやった

「…君たちを此処から出す訳にはいかない」「お頭…」「今ここに新たな卵が生まれ落ちた事は竜達にも伝わっている。卵が少なくなっている我らは子孫を残す事に必死だ。オテロもセンテも危険だ」「オラもか?」「君が人嫌いの私の下女という事は知れ渡っている、オテロの存在を知らない輩は君を狙う」

「ん?また卵?」「…そうだ、私以外の竜が…」「いいよ?」そしたらせんて、またスープたくさん作ってくれるよね?「…卵さ産まなくても飲みきれない程作ってやるだよ!」半分泣いてるセンテにごめん、ごめんね?と慌てて謝るオテロは何が悪かったのかも分かっていない

「えっとね?卵はたかぁく売れるから、せんて何が欲しい?」「………オラはなぁんも欲しくねぇから、卵さ産まんで良いだよ。な、オテロ?もう卵さ産まなくて良いんだ、な?」「???うん」よしよしと頭を撫でてやるセンテの目尻が赤い。特にオテロに思い入れもなかったが竜も居た堪れない思いになった

「…えっとだな、卵を、赤子を作るってのは大事な相手とするだ、大事な事ですだよ本当は」「???娼婦は、たくさん大事な相手がいる?」「…ん、本当はな、1人だけの大事な相手とすることだ。」「せんては?」「オラぁまだその相手が居らんけんど、いつかは出来るかも知んねぇ」

「おてろは?」自分を指差して首を傾げるオテロをぎゅうっとセンテは抱き締める「オテロはだぁいじなオラの弟だな、兄弟は結婚さしちゃなんねぇ」「…ん」「でも兄弟だから結婚は出来ねぇけども一緒に居れるだな」

「…お頭、オラ達いつになったら出れるだか?」「…当分は無理だな、私の側に居ないと安全の保証が出来ない」人嫌いとは言え魔力の才能があり世話をしてくれたセンテが酷い目に遭うのは許されないし、卵を宿したオテロを放逐するわけにもいかない

「おてろはせんてが居たらどこでも良いよ…」「ん、そうだな!此処でも一緒に入れるだな!」センテがお下げをポンポンさせながらオテロを抱きしめている。とりあえず話は着いたが、近寄ってくる竜達の気配で頭を悩ませながら竜はため息を吐いた

「卵おめでとう」アンタと同じ漆黒の竜かしらねぇ?と目の前の客は目を細めた。今すぐ追い出したいところだが人間で言う「出産祝い」のようなモノである、断るのはあまりよろしくないのだ「奥さん紹介しなさいよ、まぁあのおさげの子でしょうけど」「…竜は番う相手を見せたがらないだろうが」

「いいじゃない、まだ"番ってない“んだから」ワタシにだって抱卵した子と番うチャンスはあるって訳よね?と微笑む相手に舌打ちをする。お茶を持ってきた下女を舐めるように見つめるがお下げを揺らさないままセンテはにっこりと微笑んだ「わざわざ卵のお祝いに来てくださってありがとうございます」

「センテ!!!」「あらぁ、ちゃあんとご挨拶出来てお利口さんねぇ」随分と小さいけどよく卵抱えれたわね?「…卵の機嫌が悪いようだ、お引き取り願おう」「ふふ、可愛い子ね?また会いにくるわ」青い竜は笑いながら飛び立っていった

「センテ!わざわざあんな事を言わなくても…」「オテロはまだちぃせぇ子供とおんなじだ、守ってやらねぇといけねぇです」ふぃ、とため息を吐いたセンテをオテロが心配そうに見つめている「大丈夫だ!姉ちゃんが守ってやるからな!」

…暖炉の前の絨毯でセンテとオテロがくっついて眠っている

間に卵を抱えている2人はまるで竜と番のようであった。卵を欲しがる竜族は一度でも卵を成したことがある相手に尋常でなく執着する。本来ならその相手は番なので手出しは許されないが、今回は番っていないオテロのため「手出しが許される」のだ

一旦寝ようね…2時だからね…多分続くよ…

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  2. るるるる
  3. 2021/04/28 19:32:30 公開
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