「恐らく日本社会最大の問題は、日...」、@satetu4401 さんからのスレッド
恐らく日本社会最大の問題は、日本人の働かせ方を知っている人間がソシャゲの開発にしか居ないという点だろうな
まず日本人のなかでも働き者のグループは歩合制がすごく好きで、歩合制にするだけでかなり効率が上がる
そして最も重要な事は「仕事の成否の判断を人間にさせない」という点だ。成否判断を自動化することが日本人を使用する上で最も重要な点
「栗を100g剥く度に幾ら」みたいな人間の意志が介入しない評価軸を作る必要がある。これが完成したら管理職のしごとは8割終わってる
なぜ成否判断を人間にさせてはいけないのか?
人間による成否判断というのは後進国でのみ許された手法だからだ。何もない後進国で事業を起こした第一世代というのは物事の成否判断力が他の世代に比べて飛び抜けて高い
第1世代は人生の中で苦しい判断を次々成功させて現在の地位に居る。雇われた第2世代も、第1世代と共に会社を大きくする中で変化の波に揉まれて成長している
だが社会が安定して、第1~2世代の経験を「教訓として話で聞くだけ」の世代になってくると判断力は急激に失われていく
不安定な時代が終わり、社会の大部分の人間が難しい決断をせずとも生き残れる安定した時代になると「他人の仕事を正しく評価できる人間」というのが居なくなる
そういう社会では、後進国のように人間に人間の仕事を評価させるべきではない
厳しい時代を生き延びた人間と、優しい時代で穏やかに育った人間というのは、向き不向きが全く違う
厳しい時代を生き抜く判断力を失った代わりに知識と時間を得たのだから、それを使って「判断力がなくても回る仕組みを作る」ことで対処していくべきなのだ
ゲームで例えるならだ、実際にランクマで戦ってマスターまで登った第1~2世代と、Wikiを暗記してそのアカウントを引き継いだ人間が同等であるわけがないだろう
知識量勝負ならWiki暗記世代が勝つだろうが、実際のゲームで向かい合ったら勝負にならんよ、そこを勘違いしてる奴が多すぎるんだよな
新規起業が減ると経済が駄目になるのはそこだ。実際いまの企業世界ランキングの殆どは第1~第2世代あたりだろ
小さい企業を大きくする過程で起こる様々な困難が人間を凡人から超人に鍛え上げる。ゲームでブロンズがマスターに上がる過程で鍛えられるようにな
ブロンズからマスターに上がっていく時には様々な事を経験する。クソな味方を引いた時にはどうするか、味方が突然回線落ちした時は、口の悪い奴がチームの和を乱した時は、自分が味方を先導すべき時もあれば、相手チームの要を腐らせるべき時もある。そういう問題への対処方法はWikiは教えてくれない
そういった経験を積まず、上の世代からマスターアカウントを引き継いだWiki暗記世代のプレイ技術なんてたかが知れてる
いままさにランクマを駆け上がってる人間とゲーム直接で戦ったらボコボコにされるのは目に見えてるんだから、なんとかクイズ勝負に持ち込むしかないわけ
経済に話を戻すと、起業が減って大卒者の多くが有名企業の第5世代以降に収まろうとする日本と、開拓精神で起業しまくるアメリカや、いま開拓中の中国が判断力で勝負しても勝ち目がないので
日本人は「判断力を必要としない評価システム」を作って対抗していくしかない
安定した人生を選ぶ人間が多いということは、社会は安定する一方で「多様な失敗や成功の経験に裏付けられた判断力や対応力」が国民全体から失われていくという事でもある
みんな学校に行って、みんな勉強して、それで? 情報交換しようにも皆同じ人生じゃ、同じ問題で全員死ぬだけだ
数日前に友人と協力クイズゲームをした時の事だ。自分で言うのもなんだが俺達はかなり賢い方で、全問正解する自信もあったが「友人」ってのが問題でな
似たような興味を持つ人間で集まってるから、分かる問題は全員分かるが、分からない問題は全員分からないという有様だった
もしこれが「他人」の集まりだったら余裕で全問正解できてたかも知れないな