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「Twitterでなりすましの被害に遭い...」、@narusawateacher さんからのスレッド

Twitterでなりすましの被害に遭い、私は仕事を失ってしまいました。
弁護士に依頼し、発信者情報開示請求(書き込んだ人の個人情報を特定すること)を行いました。
結果、加害者の特定ができましたので、ここまでの流れをツリー形式でまとめていきます。お役立てください。

大まかな流れはこんな感じです。
①知人の紹介で就職
②就職と同時に現れたなりすましアカウントが私と就職先に嫌がらせをした
③実質クビになった
④弁護士に相談
⑤Twitterに情報開示請求→IPアドレス判明
⑥プロバイダに情報開示請求→名前住所勤務先判明
⑦慰謝料請求←今ここ

【注意点】
※特定防止のため情報にはフェイクを入れています。
※私は法律の専門家ではないので詳しいご質問には答えられません。特定まで至った一例として参考にしてください。

【経緯】
私は元教員からフリーランスに転職し、細々と案件を頂いて暮らしている者です。教員時代からTwitterとブログで発信活動をしていました。時々炎上したりしていましたが、SNSを通して素敵な友人と出会い、そこそこ楽しく過ごしていました。その中の一人が仕事を紹介してくれました。

何度か面接を重ね、就職が決まりました。紹介してもらった仕事はとても待遇がよく、スキルアップ費用も支給、この時代には珍しく高水準の仕事でした。
職場はかなり遠方なので数十万かけて引っ越し、勤務のためにPC等の道具を買い揃えました。就労のために数ヶ月勉強して、資格も取りました。

働き始めたある日、上司から呼ばれ、携帯の画面を見せられました。
「これ、なるさわさん?」
見てみると、私の実名、顔写真を使った、全く身に覚えのないTwitterアカウントでした。

なりすましアカウントの内容は「赤裸々な告白」を装った、とても侮辱的なものでした。
かんたんに説明すると「創作活動では食べていけないから信者に春を売ってお金をもらっていた」といった感じのことです(もちろんそんな事実はありません)。

なりすましはそのアカウントを使い、職場に嫌がらせをしてきたのです。上司から告げられるという最悪の形で私は存在を知りました。
実名顔写真付きでこんなにひどい内容を書かれ挙句勤務先を攻撃されては、とてもじゃないですが働き続けることはできません。私は実質クビに近い形で職場を失いました

(なりすましアカウントは嘘で、悪意ある人間によるものだと理解はしてもらえました。しかし嫌がらせの内容があまりにも悪質でした。私の就職先は評判が命の業界で、危険因子のある人間を雇うことはできません。すぐに去らなければ大きな被害があるかもしれないので、泣く泣く去りました)

ツイートの内容や日付、攻撃の仕方を見ると、私が勤務開始する時期に合わせてなりすましアカウントは作られていました。
書き込まれた内容や嫌がらせの内容から、犯人は身近な人物だということが分かりました。
ネット越しの悪意におびえ、友人も誰も信じられなくなりました。
全てを失いました。

【弁護士に相談】
3箇所の弁護士事務所に相見積もりを取り(Twitterに詳しい方は少ない)、ITスキルの高い弁護士に依頼をしました。
法的手続きの流れについてはネットや書籍で勉強しました。こちらが参考になるかと思います。

インターネット削除請求・発信者情報開示請求の実務と書式

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Twitterで誹謗中傷(私の場合なりすまし被害)を受けた場合、発信者情報開示請求(相手を特定する)流れはこのようになります。
①Twitter社に訴訟→IPアドレスとプロバイダ判明(約20万円)
②プロバイダに訴訟→相手の名前と住所が判明(約20万円)

(初めて知ったのですが、なりすまし自体は違法ではないそうです。
なりすましの上、書かれた内容の違法性の面で戦うことになりました。)

他のSNSやサイトの場合、②から手続きすることもあるようです。
注意点ですが、プロバイダにはログ保存期間というものがあります。誹謗中傷の書き込みから一定期間が立つと証拠の保全が不可能になります。参考サイトはこちらです。

申立のタイムリミットをログ保存期間から逆算 - ネット上の誹謗中傷・風評被害対策/削除【IT弁護士 神田知宏】

発信者情報開示請求には、接続プロバイダのログ保存期間というタイムリミットがあります。そこで、ログ保存期間から逆算すると、いつIPアドレスの開示仮処分を申し立てないといけないかを押さえておく必要があります。特に、海外企業相 […]

kandato.jp

相手が書き込みを削除する場合もありますので時間との戦いです。(私は書き込みから2週間以内に動きました)証拠の保全は必ずPDFと紙で。スクショでは証拠にならない場合があります。画像のようにして該当ツイートのURLが入った状態で保存してください。

全面的にお願いしたので私は裁判所には行っていません。①②の間で証拠になる書類(ブログのコピーなど)を用意して弁護士に送りました。
①Twitter社では1ヶ月
②プロバイダでは7ヶ月
かかりました。
相手の個人情報が分かるまで、弁護士に依頼してから8ヶ月かかった計算になります。

分かった情報は下記です。
・相手の実名
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・勤務先(上記を基に検索したら判明)
加害者は引越しする前、毎日のように会っていた知人(教育関係者)でした。

(特定まで長かったので、毎日不安で不安で仕方ありませんでした。誰も信じられない時期が続きました。仕事を失った上、知人に裏切られたことはとてもショックでした。個人的な話になるので、詳細はまた別のところにまとめます)

まとめると、
・Twitterの誹謗中傷は時間との戦い
・ITに詳しい弁護士を探して任せる
・40万円と8ヶ月あれば特定可能

【慰謝料請求】
ここから先はまだ結果が出ていない段階です。
開示された情報を使い、弁護士に慰謝料請求訴訟の手続きをお願いしました。(依頼料は約30万円です)

心の損害に対する慰謝料と諸々の手続きで発生した弁護士費用、加えて今回の投稿がきっかけで私は仕事を失っているため、逸失利益(不法行為によって得られなくなってしまった利益)も請求します。
諸々合わせて約270万の請求です。

慰謝料請求訴訟は地方裁判所でする形になります。
そろそろ知らせが届いた頃だとは思うのですが、加害者からは現在のところ、何の連絡も来ていません。

【誹謗中傷したいすべての人へ】
「どうせ匿名だからバレない」と思って軽い気持ちで人を攻撃すると、とんでもないことになります。指一本で人を殺めることだってできてしまう時代です。
そして悪いことはバレます。加害者になれば、名前住所、時には勤務先まで特定され、慰謝料請求されます。

【誹謗中傷に苦しむ人へ】
私は法律の専門家ではありません。質問に答えることはできませんが、一個人の経験として、このまとめが同じ状況で苦しんでいる方の助けになればと思います。頑張ってください。
続報がありましたらまたこちらでお知らせいたします。

創作系のフリーランス(個人事業主) / イラスト / WEB / ライティング / デザイン / 元教員 / なりすまし被害から特定の流れについて固定ツイートでまとめています。

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  2. なるさわばしこ
  3. 2021/07/17 18:00:02 公開
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